名探偵ポワロ(18) 〜「杉の柩(ひつぎ)」
[A] 本作の基本情報
① (シリーズの詳細については前回記事をご覧ください。)シリーズの原題は「Agatha Christie’s POIROT」(1989年〜 英国製作[LWT ロンドン・ウィークエンド・テレビ(London Weekend Television)が主体だったが本作からは『グラナダ・プロダクション(ITV)』に変更となり、日本ではNHKが1990年から吹き替えで放送])。
② もう1つ映画(予定)があります。『ナイル殺人事件(Death on the Nile)』は、2021年公開予定(とはいえ、最近はコロナの影響で公開予定が遅れることもあります)。主演と監督は前作『オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express 2017年公開版)』同様、ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh) のもよう。
③ 本作の原題は「Sad Cypress」(レンタルDVD 第33巻)。
[B] このドラマの原作小説の日本語訳本の当ブログ内のレビュー記事につきましては、下記をご覧ください
(a) 記事タイトル : 「おすすめ本 杉の柩 アガサ・クリスティ著 海外本格ミステリー小説(古典) 」
(b) URLはこちら https://gsbyjt-lottalove.com/おすすめ本%E3%80%80-杉の柩%E3%80%80アガサ・クリスティ著%E3%80%80海/
[C] [ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版です ] 採番は⑦のサブ連番から
⑦ [ 本作の舞台は、『ある手紙』が発端となって始まります。]
㉚-1 「ローラの姪(めい)、エリノア・カーライル」は、婚約者の「ローラの義理の甥(おい)、ロディー・ウェルマン」と昼間に会っていた時、ある『手紙』について、彼に話してみたが、結局は「ローラ・ウェルマン夫人」の主治医でもある「ピーター・ロード医師」に相談することにした。彼は親切にいろいろと相談にのってくれるからだ。
㉚-2 主治医ピーター・ロードはその手紙のことを、以前から親しく、その時たまたま村に滞在していた名探偵「ポワロ」に相談してみた。ポワロは、詳細に『それ』を調べていたが、手紙から発する『あるもの』が気になった。発信人が『匿名(とくめい)』ということはあったが、保管する必要だけで特に事件が発生したわけでもなかったのでいったんそこで話は終わった。
㉚-3 その帰り、ポワロは、「ローラ・ウェルマン夫人」から特別に可愛がられている娘「メアリイ・ジェラード」と出会う。また、メアリイは「ホプキンズ」と「オブライエン」の両看護師たちからも評判がよかった。さっきの『匿名の手紙』が頭にあったポワロは、念のため、遠回しに注意しているように伝えた。
㉚-4 ウェルマン夫人は夜に時折発作を起こしていたようだったが、主治医ピーター・ロードはポワロに、彼女は持ち直して大丈夫だと言っていた。そのような状況下で、エリノア・カーライルには、悪夢のようなことが待ち構えていた。それも自分の作った『ある食べ物』が・・・。
[E] [ 出演 ほぼいつものレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております (採番は⑩のサブ連番から〜)
⑩-1 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の、名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 : デヴィッド・スーシェ(David Suchet)、「ダイヤルM(A Perfect Murder、1998年マイケル・ダグラス版)、モハメド役」。
㉑ ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」 : ヒュー・フレイザー(Hugh Fraser)、「パトリオット・ゲーム(Patriot Games)、ホームズ卿の秘書ジェフリー役」。
㉒ ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon) : ポーリン・モラン(Pauline Moran)。
㉓ ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp) : フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)。ちなみに、本作『ビッグ・フォー』での肩書は「警視監(Assistant Commissioner)」である。
㉔ ポワロの執事、ジョージ(George, Laverton West)、なお、ポアロシリーズで計8作に登場、元はエドワード・フランプトン卿に仕えていたとされていて、原作で従僕という役割もTVドラマ上では執事となり、またポワロの信頼厚い、かなりの人物として描かれているようです。 : デイビット・イェランド(David Yelland)。
[F] [ 出演 当作品の主要人物 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります] (採番は㉚〜)
[なお、小説とは若干、人物の名前や状況についてTVドラマ内では変更がみられます]
㉚-1 ウェルマン夫人の義理の甥(おい)で、エリノアの婚約者「ロディ・ウィンター」(Roddy Winter) : ルパート・ペンリー=ジョーンズ (Rupert Penry-Jones)、「 マッチポイント(Match Point)、ヘンリー役」。
㉚-1 ウェルマン夫人からも、みんなからも可愛がられている娘「メアリ・ジェラード」( Mary Gerrard) : ケリー・ライリー (Kelly Reilly)、「 (2009年映画版)シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(Sherlock Holmes)、メアリー・モースタン(後のワトソン夫人)役」。
㉚-1 ウェルマン夫人たちの主治医でポワロとも親しい「ピーター・ロード医師」(Dr. Peter Lord) : ポール・マクガン(マッギャンの表記もあり、Paul McGann)。
㉚-1 ホプキンズ看護師( Nurse Hopkins) : フィリス・ローガン (Phyllis Logan)。
㉚-1 オブライエン看護師(Nurse O'Brien) : マリオン・オドワイヤー(Marion O'Dwyer)。
㉚-1 ウェルマン夫人の姪(めい)、「エリノア・カーライル」(Elinor Carlisle) : エリザベス・ダーモット・ウォルシュ (Elisabeth Dermot Walsh)。
㉚-1 メアリに親身に接していた裕福な「ローラ・ウェルマン夫人」(Mrs. Welman) : ダイアナ・クイック (Diana Quick)、「 フーディーニ&ドイルの怪事件ファイル 〜謎解きの作法〜(Houdini and Doyle)、セシリア・ワイス(Cecilia Weiss)役」。
㉚-1 マーズデン警部(Marsden) : ジャック・ギャロウェイ (Jack Galloway)。
では!
[記事連番 ポ-18]