(少し前から記事の構成・順序が変わっています) 名探偵ポワロ(29) 〜 複数の時計 アガサ・クリスティ著
[A] [ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版です ] (採番は①のサブ連番から)
①-1 ソファの向こうのあのその死体の周りには(もっと正確に言うと)、『カベンディッシュ秘書紹介所』から電話による『ご指名』で、この家にやってきた「シーラ・ウェブ」が見渡すかぎりの空間に、4つの『時計』があった。4つだ。ここへ来てすぐ鳩時計がなったのに。この時計たちが私を呼び寄せたとでも?(どういうこと? 今あの時計・・・? 私はここへは来たことがないのに)・・・。
①-2 今、シーラの同僚 「ノラ・ブレント」は思った・・・(そんなぁ!! あの人は嘘をついている!!)・・・電話してみよう「あ〜、もしもし? 私・・・」。一方、『カベンディッシ秘書紹介所』で事情を尋ねられた「キャシー・マーティンデール」所長は「確かにあの方から電話を受け、この台帳にもちゃんと・・・」と胸を張って答える。
①-3 しかし、その頃「ミリセント・ペブマーシュ」の家では大変なことになっていた。「ポワロ 」と協力して事件を解決するよう指示を受けて現場に到着した「ハードカッスル警部」は目を丸くした。(えっ?)・・・ 「いつものように仕事から帰ってきましたら、大変なことに。え? 秘書紹介所へ・・・?」。そして、彼女の答えは驚くべきものだった。
①-4 ポワロ は「オリヴァ夫人」の戯曲の上演を見た後、現場に向かいつつ、ハードカッスル警部とは別の切り口で関係者たちと話したかった。物事を角度を変えて見る必要があり、ことによると子供たちの協力でさえ必要かもと思ったからだ。まず「コリン・レース」にたずねた「あなたはどうして、あの場所に?」。
①-5 それは電話だった。「フィオナ・ハンブリー」からの。彼女はコリンの同僚で恋人で「大事な用ですぐ来て!!」と言ったのに手が話せないと切ってしまった。結局は同僚「アナベル・ラーキン」とともに亡くなった。いったいなぜあんな場所に? 上官の「ハムリング海軍中将」も渋い顔だ。とにかく、そこへ行ってみよう・・・何か手掛かりが・・・、あいたたっっ! 「どうしました? 大丈夫ですか? 」・・・目の前には、悲鳴をあげていきなりぶつかってきた「若い女性」が震(ふる)えて立ちすくんでいた。「えっ? だれ? どういうこと?」・・・。
[B] このドラマの原作小説の当ブログ内のレビュー記事について(②の連番)
②-(a) 記事タイトル : 「複数の時計 アガサ・クリスティ著 ポアロ(29) 海外本格ミステリー小説(古典)」
②-(b) URLはこちら https://gsbyjt-lottalove.com/複数の時計%E3%80%80アガサ・クリスティ著%E3%80%80ポアロ29%E3%80%80/
[C] [ 出演 当作品の主要人物 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります] レギュラー陣は、該当作に出演かいなかを問わず、この下の項目[D]を参照(内容は同一)ください。 (採番は③〜)、
[本作では、カベンディッシュ秘書紹介所とイギリス情報部の関係者たちが登場します]
③-1 まか不思議な事件に巻き込まれた『カベンディッシュ秘書紹介所(Cavendish Secretarial Bureau)』に勤めるシーラ・ウェブ(Sheila Webb) : ジェイム・ウィンストーン (Jaime Winstone)、「(2018年、映画版) トゥームレイダー ファースト・ミッション(Tomb Raider)、パメラ(Pamela)役」。
③-2 同、ノラ・ブレント(Nora Brent) : シニード・キーナン (Sinéad Keenan)。
③-3 同紹介所の所長、キャシー・マーティンデール(Miss Martindale) : レスリー・シャープ (Lesley Sharp)。
③-4 シーラと偶然出会うことになる『MI6』の海軍大尉コリン・レース(Lt. Colin Race) : トム・バーク (Tom Burke)、TVドラマ「私立探偵ストライク (Strike)、主人公Cormoran Strike役」。
③-5 その上官のハムリング海軍中将(Vice Admiral Hamling) : ジェフリー・パーマー (Geoffrey Palmer)、「007 トゥモロー・ネバー・ダイ (Tomorrow Never Dies)、ローバック提督(Admiral Roebuck)役」。
③-6 いつもの仕事から帰宅してシーラと共に事件に巻き込まれた『ウィルブラハム・クレセント19号』の住人の女性、ミリセント・ペブマーシュ(Miss Pebmarsh) : アンナ・マッセイ (Anna Massey)、「 (1972年ヒッチコックの映画)フレンジー(Frenzy)、バブス・ミリガン(Babs Milligan)役」
③-7 死体の男、持っていた名刺は「R・H・カリイ」 : ?
③-8 被害者の妻と名乗る女、マリーナ・ライバル(Merlina Rival) : フランシス・バーバー (Frances Barber)。
③-9 最近妻が相続したことで裕福になった『クレセント61号』住人、ジョー・ブランド(Joe Bland) : ジェイソン・ワトキンス (Jason Watkins)。
③-10 その妻バル(Val Bland) : テッサ・ピーク=ジョーンズ(Tessa Peake-Jones)。
③-11 コリンの同僚で恋人フィオナ・ハンブリー(Fiona Hanbury) : アンナ・スケラーン (Anna Skellern)。
③-1 同、アナベル・ラーキン(Annabel Larkin) : オリヴィア・グラント (Olivia Grant)。
③-1 事件担当警部ハードカッスル(Inspector Hardcastle) : フィル・ダニエルズ (Phil Daniels)。
[D] [ 出演 ほぼいつものレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております 内容は毎回同一ですのでスキップできます(採番は⑤の連番から〜)
⑤-1 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の、名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 : デヴィッド・スーシェ(David Suchet)、「ダイヤルM(A Perfect Murder、1998年マイケル・ダグラス版)、モハメド役」。
⑤-2 ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」 : ヒュー・フレイザー(Hugh Fraser)、「パトリオット・ゲーム(Patriot Games)、ホームズ卿の秘書ジェフリー役」。
⑤-3 ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon) : ポーリン・モラン(Pauline Moran)。
⑤-4 ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp) : フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)。ちなみに、本作『ビッグ・フォー』での肩書は「警視監(Assistant Commissioner)」である。
⑤-5 ポワロの執事、ジョージ(George, Laverton West)、なお、ポアロシリーズで計8作に登場、元はエドワード・フランプトン卿に仕えていたとされていて、原作で従僕という役割もTVドラマ上では執事となり、またポワロの信頼厚い、かなりの人物として描かれているようです。 : デイビット・イェランド(David Yelland)。
[E] 本作の基本情報と関連情報 (⑦の連番)
⑦-1 本作の原題は「The Clocks」(レンタルDVD 第44巻)。
⑦-2 なお、小説の方でも書きましたが、本作で登場する『カベンディッシュ秘書紹介所(Cavendish Secretarial Bureau)』の『カベンディッシュ(Cavendish)』という名称は、みなさまもご存知のとおり、ポワロ長編小説シリーズの第1作め『スタイルズ荘の怪事件(The Mysterious Affair at Styles)』の登場人物(つづり : Cavendish )と同じ名前です。
では!
[記事連番 ポ-29]