「蘭の館」 (上下) ルシンダ・ライリー 著
世界的ベストセラー作家の描く、壮大なプロジェクトのはじまり
① 「アトランティス」、レマン湖畔に建つ城のような館(やかた)。そこでは、これから7人の姉妹の物語が時空を越えつつ、そして世界中の場所を移動しながら、これから見える運命を結びつけようとでもするかのように、そして、過去を解き明かそうとするようにみがまえていた。この館の主(あるじ)は「パ・ソルト」と呼ばれていた。
② この小説のヒロインは、7人姉妹の長女「マイア」で、あるきっかけで彼女は「リオ・デ・ジャネイロ」にある「蘭(らん)の館」に向かうことになった。マイアは自分を探す旅に出て、いろいろな人と出会うのだが、その先には思いもしない出来事が彼女を待ち受けていた・・・。
③ 姉妹の1人につき、1つの物語が順次展開していくという設定。したがって原題もThe Seven Sisters)となっています。2つめの「影の歌姫(原題: The Storm Sister)」まで読了しました。どちらも壮大で面白く過去と現在が交錯した状況での物語の展開ですが、まだ隠された謎が多くて全体像を垣間見(かいま)るぐらいだと感じました。
④ 2020年の7月現在、姉妹の2人めをヒロインにした「影の歌姫(上下、訳は同じく高橋恭美子さんで創元推理文庫で邦訳本)」が出ています。原作者のLucinda Riley 氏自身のウェブサイトによると、原作は第6番目までは出版されているようです。ちなみにwebサイトは下記のとおり。
ルシンダライリー自身のwebサイトはこちら → http://www.Lucindariley.com
⑤ 「蘭の館(原題 : The Seven Sisters )」(ルシンダ・ライリー(Lucinda Riley) 創元推理文庫 高橋恭美子 訳)
ではまた!