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広告 その殺人、本格ミステリに仕立てます。 国内本格ミステリー小説 片岡翔

その殺人、本格ミステリに仕立てます。 片岡翔著 国内本格ミステリー小説(4)

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kindleで読む     日本の本格ミステリー小説(現代)

ミステリーとして好きな状況が てんこ盛り!

 [A] どんな感じの小説?

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(お知らせ : 『風』という漢字に句読点の「゛」をつけて『ぶう』というのは面倒なので。本記事の中では「ぶう」と書くかもしれません。文章の流れによってはフルで書く場合もあるかと。)

(OP-1)  主人公は?  「音更風゛(おとふけぶう)」という14、5才の少女。黒縁メガネで神出鬼没、こうと思ったら納得するまで決して引かない性格らしい。もう1人、お客様の要望に応じて、本格ミステリー小説そのままを、現実空間でゲームとして楽しむ設定を作ってくれる、「ミステリープランナー  豺(やまいぬ)」が登場します。2人は途中から一緒に探偵役(どっちがホームズで、どっちがワトソンかはさておき)となります。2人の掛け合い台詞がとても面白いのが本作の特徴の1つになっているかと思います。

(この記事の画像は、「Pixabay」さんと「いらすとや」さんからです)

(OP-2)  登場する一族は「館」シリーズ全十作で知られる超有名なミステリ作家」の子供達が父親・母親となっている時代です。本作の前半の山場(やまば)は、ある建物(館 やかた)での、家族のゲームが原因となって引き起こされているように見える事件です。そこから中盤以降(第7章以降)は、舞台をクリスマス・イブの時の新潟県沖の『陸の孤島』に移します・・・いよいよ「やばいッ!」・・・という感じです(全14章くらい)。

 [B] [ネタバレなし の超ミニあらすじ〜多少、文章はアレンジ版です ] (採番は②のサブ連番から)

(登場人物は、この下の[C]にあります。)

②-1  [第1幕 導入部] ある日、 大学の本格ミステリー研究会のメンバーだったが今は実際に探偵をしている「流鏑馬光彦(やぶさめ・みつひこ)」 に『謎の招待状』が届く。差出人はわからない。彼は、卒業してから10年は会っていない元同級生たちに連絡して、そろって『鳳凰の遺した 第三の館』に車で出かけることに。だが、その着いたその『館(やかた)』は赤色で統一されていた・・・そして事件! ある者が疑われる・・・そこへ1人の14、15才の黒縁メガネの少女が現れた・・・「えぇと・・・」。『マダミス(マーダーミステリーとは、本格ミステリーを自ら体験するリアル空間内ゲームのこと)』や『クローズドサークル』の言葉の意味などが、日本の有名なミステリー小説へのオマージュを入れた設定で紹介されている。

②-2  [第2幕 館シリーズと亜我叉の登場] 今は亡くなっているが、誰もが知る大ベストセラー作家「鳳亜我叉(おおとり・あがさ)」の一族。彼(男性なんです)は莫大な財産をその子供達に残し、ミステリー小説の舞台となった『館(やかた)』を実際に小説になぞらえて建てた。その長男で推理作家である「鳳 春磨(はるま)」が、ある日、「ミステリープランナー  豺(やまいぬ)」に、『(自分たちの一族の中の)ある人物をこらしめてやりたいからプランを作成して欲しい』とPCのリモート画面で相談。プランナーは春磨(はるま)に対して『本格ミステリー』にしたいなら、『被害者』と『犯人役』と『探偵』が必要ですと答える。報酬も決まって商談成立となった。ゆえに、それは現実には被害者として死ぬ人はいないはずだった・・・だが・・・?

②-3  [第3幕 〜 第7章以降] 舞台をクリスマス・イブの時の新潟県沖の『陸の孤島 鬼島』に移して、ま〜たまた!この一族がそろって到着。本格ミステリー小説で陸の孤島といえば、たいてい嵐とか台風とか何かで、(1)船の発着もできない (2)飛行機も飛べない (3)電線が切れたからと電話・携帯が通じない (4)隣のところにかけてある橋が流されてしまって、連絡する場所に行けない (5)警察も近づけず、どちらかと言うと、事件の発生すら伝わっておらず・・・などなど、サバイバルの極限的危機的状況下で、さらに連続殺人事件が起こったりすることが多いものです。そして、やはり!

②-4 [第3幕 続き] 本作では、自然災害や偶然ではなく、「そういう状況にだんだんと近づくように、「ミステリープランナー  豺(やまいぬ)」と『メイド兼名探偵  風゛(ぶう)』の2人が、ああでもない、こうでもないと言いながら、そういう状況に現場を作っていくことになります。携帯の電波が入らぬよう、アンテナに・・・とか。そして、連続殺人事件が起こります・・・(きゃ〜〜〜〜っ!!)

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その殺人、本格ミステリに仕立てます。 

(これは kindle用ではありません)

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 [C] 本作の主要登場人物        (採番は③)

①-1 故人 10年前に他界  推理作家 : 鳳 亜我叉(おおとり・あがさ)

  (c-1)  (長男の関係者)    (名前は四季に準じて統一されている感じです)

①-2-1  その長男  推理作家 : 鳳 春磨(はるま)

①-2-2 その妻(春磨の妻) 、亜我叉(あが さ)の元担当編集者 故人 5年前に他界 : 弥生(おおとり・やよい)

  (c-2)   (次男の関係者)   

①-3-1 亜我叉(あがさ)の次男で 鳳凰館館長 45才 :  秋羅(あきら)     

①-3-2  その妻(秋羅の妻)  主婦 38才   :  紅葉(もみじ)    

①-3-3 秋羅(あきら)と紅葉の娘 (中学生3年 15才 ) ベルリン留学経験がある 瑠夏(るか)とは中が良い  :  魅子(みこ)    

  (c-3)    (長女の関係者)

①-4-1 亜我叉(あがさ)の長女で  鳳文芸社社長 47才 : 鳳 夏妃(おおとり・なつき) 

①-4-2 その夫(夏妃の夫、元売れない舞台俳優 婿養子に入っている マリンスポーツ好き) 同副社長 38才 :  広海(ひろみ) 

①-4-3 夏妃と前夫の息子 (高校3年) 17才 :  鳳 瑠夏(おおとり・るか)

  (c-4)    (次女の関係者)

①-4-4 亜我叉(あがさ)の次女 (職業不詳) : 白雪(おおとり・しらゆき) 

①-4-5 白雪のボーイフレンド の1人? :  アルマー(正体不明)

  (c-4)    (使用人たち)

①-5-1  鳳凰館の執事 35才  趣味「(手や足をかける部分を使って壁をよじのぼっていくスポーツ) ボルダリング」 :   羽賀工(はが・たくみ)  

①-5-2  「風゛」が入ってきて、楽しいメイド長 60才  : 右田花子(みぎた・はなこ) 

  (c-5) 8/13に、『第三の館』にやってきた「元・三鷹大学本格ミス研」のメンバーたち

②-1  元・三鷹大学本格ミステリー研究会のメンバー 紹介状を受け取り、かってのメンバーたちに連絡  現在は職業も「探偵」事務所を開き、探偵をしている : 流鏑馬光彦(やぶさめ・みつひこ)

②-2  同(メンバー)、車の運転担当 親から継いだ小料理屋を一新させ、鰹(かつお)料理専門店を開業した板前 : 魚住 努(うおずみ・つとむ) 

②-3  同、恵まれたルックスのモデル(第三の館のノブのキーボックスのダイヤル番号は「招待状」に書かれていたと言う) : 鹿島英介(かしま・えいすけ) 

②-4  同、類い稀な美的感覚を活かして大手広告代理店でアートディレクター : 綾瀬琴美(あやせ・ことみ)  

②-5  同、著名なフラワーアーティストと結婚して、セレブのような暮らしをしている主婦 :  戸田サラ(とだ・さら) 

②-6  同、その世界で有名となった、爬虫類ブリーダー : 松影紀之(まつかげ・のりゆき) 

②-7  同、(故人 10年前に4年生の時に中央線のホームから転落して亡くなった) : 小浜絹恵(こはま・きぬえ)

  (c-3)   ミステリープランナー

②-10 ミステリープランナー : 豺(やまいぬ)   (注 : 「豺」 の漢字は「サイ /  やまいぬ」と読みます。意味はやまいぬ(山犬)。オオカミの類」の意味。ちなみに、部首は「豸 (むじなへん)」と読むらしく、10画。(使用例 : 「豺虎(サイコ)」) ネットの情報による。

(2-10-2) お客様の要望に基づいて「ミステリープランナー」が作るシナリオは、したがって、極端に言うと『被害者(複数もありえる)』と『真犯人(共犯もありえる)』と『名探偵(相棒がいる場合もある)』と『重要なトリック』と『(探偵による)謎解き』がセットで登場する。その周りには『一族の親子、兄弟』や『(執事や女中などの)使用人』、『運転手』、『本庁の警部』などが存在する。本格ミステリー小説のような設定を(小説内の)現実の一族などで行うことで、各人たちは、まるで自分が小説の中のあるキャラクターになっているかのように考え、(ある人は真犯人、ある人は被害者、ある人は名探偵などの役を演じることによって)、話し行動することを楽しむことができる設定となっています(映画やTVドラマ、舞台などに出演している感じ、かも)。ちがうのは、う〜ん、名探偵登場の時の「じゃじゃ〜ん!」とか音楽と効果音がないことかな?

(2-10-3) ミステリーのプランは、小説の中では、もう1つひねりを入れて劇中劇の様式で、舞台の中で演じられる場合もあるようです。

(2-10-4) そこで、これらを特定料金で1まとめにした(ゲームの)パックにして、『シナリオから小道具、建物や島や交通手段、室内の小物から凶器や小道具にいたるまで』を提供して、『マーダーミステリー(略して、マダミス)』商品として仕事にしている人。つまり、本作には『謎の男性 豺(やまいぬ)』のような『ミステリープランナー』が登場する。これは本作の最後まで統一されている。本作においては、実際は探偵役。当然、彼は本格ミステリーをこよなく愛す男である。

(2-10-5) さらに、そこに1人の少女が登場する。それが、次の項目。

  (c-4)  新しくメイドとしてやってきた、『名探偵』(希望?) の「音更風゛(おとふけぶう)」

②-20  鳳凰館の新入りメイド (探偵志望) : 音更風” (おとふけ・ぶう) (「ぶう」は「風」に「”」)

(2-20-2) ミステリープランナー の「 豺(やまいぬ)」が探偵役かな?と思っていると・・・さらに、そこに1人の少女「音更風゛(おとふけぶう)」が登場する。(本作の表紙にあるイラストがそのイメージ)。彼女はメイドとして、本作の中心的な一族に雇われたという形を取っている。彼女はもう1人の、いや、たぶん主人公としての『名探偵役』。大の本格ミステリー好きである。そして、おばあちゃんの影響で読み出したミステリーの中で最も好きだった作品には「鳳 亜我叉(おおとり・あがさ)」が絡んでいる。

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その殺人、本格ミステリに仕立てます。 

(これは kindle用ではありません)

(kindle版は一番下の方にあります)

[F] 出版情報など  (⑦の連番)

⑦-1 「その殺人、本格ミステリに仕立てます。片岡翔著 光文社   Kindle版 (2022/7/20)」(タイトル末尾には「。(句読点の丸)」が付いております)

⑦-2 ちなみに、著者「片岡翔(かたおか・しょう)」さんは、北海道生れ、映画・脚本も手掛け(『1/11』、『ノイズ』など)、2017年には小説『さよなら、ムッシュ』で作家デビューだそうです。(wikiやネットの情報による。)

⑦-3  (kindle版) 本格ミステリー小説には必須と言っても良い、建物のマップとか部屋割りの図面とかが出てきますので、とても参考になります。(この記事では、それら図面は載せないことにします)

⑦-4 Amazonの本作の広告とかを見ていると 綾辻行人さんのコメントがあり・・・「実はこんなにも周到に作り込まれた・・・(以下、略)」。

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以上です

では!

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-その殺人、本格ミステリに仕立てます。, 国内本格ミステリー小説, 片岡翔