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ドクター・ノオ 海外映画007シリーズ Bond1

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「ドクター・ノオ」 〜 ジェームズ・ボンド(1)

[A] 本作の基本情報A    

① 2021年10月公開予定の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(No Time to Die)』をもって、近年6代目ボンドを演じてきました俳優「ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)」が正式に降板とすでに発表されておりますので、このタイミングで、このシリーズを改めて1作目から振り返ってみたいと考えまして、今回からお送りします。

② 次の7代目ボンド役は誰になるのか?、どんな映画の内容でタイトルは何になるのか? 現在のところ、興味はいろいろつきませんけれども、それは楽しみとして残しておくことにしまして。

③ この第1作目の『ドクター・ノオ(原題 : Dr. No)』の原作小説は、イギリスの作家「イアン・フレミング(Ian Fleming)」で、シリーズの順番を変えて1作目として製作したと言われています。公開情報としては(本国では1962年で、日本公開は1963年6月)です。

③ 本作が日本で公開された時には、当初の邦題は『007は殺しの番号』でした。既にご承知のとおり、本来の映画化作品の第1作は後になって映画化される『007 サンダーボール作戦(Thunderball)』の予定でしたが、著作権の問題解決に中々時間がかかって、本作が映画化シリーズ第1作となりました。そのため、元の順番に追いつくまでは、設定や人物の登場の順番はもちろん、シリーズ全体の流れにも影響を与えましたが、興行成績など結果的に最初の数作ですでに大変な大ヒット映画となり、シリーズ化がボンド役などを変えつつ進行していきました。

④ なお、このシリーズの特徴を簡単にまとめた記事(シリーズの概要のようなもの)も追って出す予定です。

 [B] 本作の 製作(監督)・音楽担当などの情報 (採番は⑦から)

⑦-1a 製作は、イアン・フレミング(Ian Fleming))原作の同シリーズの映画化権を既に獲得していたハリー・サルツマン(Harry Saltzman)と、アメリカの「アルバート・R・ブロッコリ(Albert R. Broccoli)」が設立した『イオン・プロ(Eon Productions Ltd.)』の共同製作。

⑦-1b ちなみに、現在、日本でも弁当や食卓などで野菜として食べられることの多い『ブロッコリ(Broccoli)』は、「パスクァーレ・デ・チッコ」がリトアニアからアメリカに持ち込んだといわれているが、この人物の甥(おい)がアルバート・R・ブロッコリであり(彼の伯父がパスクァーレ・デ・チッコ)とされている。

⑦-2a 監督は、「テレンス・ヤング(Terence Young)」。彼の監督作品としては、シリーズでは他に、『007 ロシアより愛をこめて(From Russia with Love )』、『007サンダーボール作戦 (Thunderball )』などがある。

⑦-3a 音楽担当は、「ジョン・バリー(John Barry)」であり、この後長らくこのシリーズの音楽担当となった。

⑦-3b オープニング・クレジットで最初に流れる主題曲は、「モンティ・ノーマン(Monty Norman)」の『ジェームズ・ボンドのテーマ(James Bond Theme)』。

⑦-4a タイトル(オーブニング・クレジット)・デザインを担当したのは「モーリス・ビンダー(Maurice Binder)」で、有名な、銃口の中にボンドが出てくる『ガンバレル・シークエンス(Gun barrel sequence)』や『女性のシルエットが画面の上下左右を流れたり飛んだり跳ねたりしているシーン(そこに色々追加シーンも合わさる)』も担当した。

⑦-5 編集担当は、「ピーター・R・ハント(Peter R. Hunt)」が主におこなった。シリーズの他の作品のいくつかも編集を担当し、『女王陛下の007』では監督も務めた。

 [C] [ネタばれなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版です 時系列も変えてあります] 採番は⑧から

⑧-1 [本作の舞台は、ジャマイカから始まりますが、シリーズ定番として、世界中あちこち舞台も変わっていくのがまた楽しいところです。]

⑧-2-a ある日、イギリスの情報部のジャマイカ支局からの『交信』が突然途絶(とだ)え「ストラングウェーズ」と「秘書メアリー」が殺害されたと判明する。「M」の説明によれば彼らは『トップリング(誘導ミサイルの制御を電波か何かで妨害する)』装置で『アメリカの要請で、ケープカナベラルへの妨害』を調査して、それを随時報告していたのだという。

⑧-2-b ボンドは、夜『カジノ』にいてカードをしていたので、連絡を受けてMに呼び出されるまで、杖をつきながら歌を唄って歩いていた3人の男によって、車に乗り込もうとしていたストラングウェーズと、まさに交信しようとしていた秘書も襲われたのだとは知らなかった。

⑧-2-c ここでMが言う『ケープカナヴェル』とは、 1951年にアメリカ空軍のミサイル・テストセンターとして設置されて空軍基地となり、1958年にNASAが設立されると、さらにこの基地が、アメリカのミサイル発射などの実験が行われる主要発射基地となっていくように発展を続け、現在では『ケープカナベラル宇宙軍基地(Cape Canaveral Space Force Station, CCAFS)』とまで呼ばれるアメリカの空軍基地となっている。

⑧-2-d  Mは『発射されたミサイルが、本当の落下予定地点の南大西洋ではなく、あろうことかブラジルの密林に落下、もうすぐ「月ロケット」だって・・・』と懸念(けねん)し、ジャマイカ支局の問題はもちろん、アメリカ側のこの『space programの根本に関わる』案件担当CIA局員「フェリックス・ライター」らと力を合わせ、万全な体勢でもって早急に解決するため直ちに出発せよ、とボンドに命令する。

⑧-2-e さらに、『ケープカナヴェル』では、1960年代には隣接する『ケネデイ宇宙センター』での大型ロケット打ち上げ施設拡充ともあいまって、宇宙開発にも力が入っていった。この本作でいう『ケープカナヴェル』で起きた事態とは、ドラマの中では、当時、国際関係の影響を受けつつ、ミサイル防衛構想から始まって、将来の長きにわたって世界におけるアメリカを主流とする宇宙開発推進という戦略・戦術に大きな影響を及ぼすであろう問題と思われていたかもしれなかった。

⑧-3 ボンドは、カジノでのゴルフ好き女性に続き、Mの秘書「ミス・マネーペニー」とも短い『いつものあいさつ』を切り上げて、帽子と新しい銃『ワルサーPPK』と『ダブルオーという殺しのライセンス』を身につけて、数時間後の飛行機に乗り、そしてカリブ海の島国『ジャマイカ(Jamaica)のキングストン(Kingston)』へと向かうが・・・。

 [D] [ 出演  ほぼいつものレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております   (採番は⑨から)

⑨ 組織については、初期は『英国秘密情報部(O.H.M.S.S.、On Her Majesty's Secret Service)』などと作品の進展に従って変遷(へんせん)してきているが、とりあえずここでは『MI6』としておきます。当初のビルも『ユニバーサル商事(Universal Exports)』とされていましたが最近では実際の『MI6』のビルが撮影上も使われています。

⑨-1 英国情報機関、秘密情報部(当初は『MI7』であったが、シリーズの途中からSecret Intelligence Service、MI6)の諜報部員007 ジェームズ・ボンド(James Bond)       :      ショーン・コネリー(Sean Connery)、「 エントラップメント(Entrapment)、ロバート・「マック」・マクドゥガル役」、「 アベンジャーズ(1998年映画版、The Avengers)、ウィンター卿役」、「 ザ・ロック(The Rock)、ジョン・パトリック・メイソン役兼製作担当」、「 ロシア・ハウス(The Russia House)、バーリー・ブレア役」、「レッド・オクトーバーを追え! (The Hunt for Red October)、ラミウス大佐役」、「 インディ・ジョーンズ(Indiana Jones)シリーズ、父親ヘンリー・ジョーンズ役」、「アンタッチャブル (The Untouchables)、ジム・マローン役」、「 薔薇の名前(Der Name der Rose)、バスカヴィルのウィリアム役」、「ネバーセイ・ネバーアゲイン(Never Say Never Again)、ジェームズ・ボンド役」、「 オリエント急行殺人事件(1974年映画版、Murder on the Orient Express)、アーバスノット大佐役」、「メテオ(Meteor)、ポール・ブラッドレー役」、「 わらの女(Woman of Straw)、アンソニー・「トニー」・リッチモンド役」、「 マーニー(Marnie)、マーク・ラトランド役」。

⑨-2 ボンドの上司、同情報の部長「M」(M.)     :    バーナード・リー(Bernard Lee)、「第三の男 (The Third Man)、ペイン軍曹役」。ちなみに甥(おい)は、俳優「ジョニー・リー・ミラー(Jonny Lee Miller)、TVドラマ[エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY(Elementary)のシャーロック・ホームズ役]」など。

⑨-3 Mの秘書、ミス・マネーペニー(Miss Moneypenny)     :      ロイス・マクスウェル(Lois Maxwell)、TVドラマ「謎の円盤UFO(UFO)、ストレイカー司令官の秘書ミス・ホランド役」。

⑨-4 ブースロイド少佐(Major Boothroyd)(のちに「Q」)     :     ピーター・バートン(Peter Burton)、「007/サンダーボール作戦 (Thunderball)、RAF Officer in Car役(クレジットなし)」、TVドラマ「セイント 天国野郎(The Saint、作品The Gadget Lovers の回)、Claude Molliere役」、「謎の円盤UFO(UFO)、 Dr. Murray役など」。

⑨-5 Mの首席補佐官で、参謀総長(幕僚長、本部でMの作戦チームから現場にいるボンドやその他の作戦チームのスタッフへ指示を与えてオペレーションが円滑に進むよう指揮などを行う人)、ビル・タナー(Bill Tanner)       :    本作では登場なし (『007 黄金銃を持つ男(The Man with the Golden Gun)』や『007 ユア・アイズ・オンリー(For Your Eyes Only)』、そして近年の作品などに登場)。

⑨-20 ボンドたちに協力する、米国諜報機関 中央情報局(Central Intelligence Agency、CIA) フェリックス・ライター (Felix Leiter)     :     ジャック・ロード (Jack Lord)。(ライターを演ずる役者さんはシリーズを通してわりと頻繁に変わります。)

 [F] [ 出演  ほぼシリーズを通してボンドたちの戦う相手の敵側組織とレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております   (採番は⑬から)

⑬-1 巨大な謎の犯罪組織『スペクター(SPECTRE)』 : 『防諜・テロ・復讐・恐喝のための特別機関(SPecial Exectutive for Counter-intelligence, Terrorism,Revenge and Extortion)』という謎の国際的な犯罪組織。

⑬-2 『スペクター』のトップにいると言われている謎の男、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(Ernst Stavro Blofeld)       :      (次作以降に出演などがある場合、記載する予定です。)

 [F] [ 本作の主な出演 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります]  (採番は⑳のサブ連番)

⑳-1 『月面ロケット』発射を妨害しようと企(たく)らむ、科学者「ドクター・ノオ」(Dr. No)       :      ジョセフ・ワイズマン(Joseph Wiseman)。

⑳-2 現地の島『クラブ・キー』でボンドと知り合う美女、ハニー・ライダー(Honey Ryder)       :     ウルスラ・アンドレス (Ursula Andress)、「007 カジノロワイヤル (1967年映画版)、ヴェスパー・リンド役」。

⑳-3 空港に登場する女性フォトグラファー「アナベル・チョン」(Photographer、Annabel Chung )       :      マーゲリット・ルウォーズ(Marguerite LeWars)。ちなみに、彼女は地元ジャマイカのキングストン(Kingston)生まれで、航空会社『BWIA(British West Indian Airlines)』 の空港(Kingston airport)チェックインカウンターなどをしていたところをスカウトされて出演。元『ミス・ジャマイカ(1961年)』。  

以上です! では!!

[記事連番 jb01]

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