(少し前から記事の構成・順序が変わっています) 名探偵ポワロ(21) 〜「五匹の子豚」 アガサ・クリスティ著
[A] [ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版です ] (採番は①のサブ連番から)
①-1 [本作の舞台は、ロンドンのホテルである女性からポアロが依頼を受ける場面から始まりますが、過去の回想がからむため、また、何人かを訪れるため、いろいろと移動が伴います]。
①-2 キャロラインの異父妹で当時眼を傷めていた「アンジェラ・ウォーレン」は『貴重なあるもの』を持っていた。アンジェラの家庭教師だった「ミス・ウィリアムズ」は当時を思い出しては涙ぐみ答えるのも辛(つら)そうだった。今では「ディティシャム」という名を持つ美しいモデル「エルサ」は『あの家』の窓の外の椅子に座って景色をただ眺めて聞こえてくる物音に耳を傾けることもあった。証拠と現実を見ることが職務だった勅撰弁護士「モンタギュー・ディプリーチ」は言葉どおりそっけなかった。アミアスの親友「フィリップ・ブレイク」は子供の頃は男子も女子も一緒に皆で遊ぶのが好きだった。
①-3 美術館には偉大で著名な「アミアス」の作品があったが、ポワロの眼には、その作品から何かを感じ取ることはあまりなかった。あの暑さで喉(のど)が渇(かわ)くように、まるで風景や人々を映すカメラが揺(ゆ)れるように、当時は人々の心は揺さぶられていたのだろう。今、「ルーシー」は必死でポワロ と話していた。
①-4 今聞く人々の話には、証拠という観点すらみれば、この14年という年月は隠された過去の扉を開くにはほとんど役には立たなそうだったが、それでも彼は、いつものように灰色の脳細胞の一部を心理学のために使いつつあった(1つの流れとして現れている現象とある人のその人らしい言葉が一致していないことがあればそれが1つの鍵に・・・)。
[B] このドラマの原作小説の当ブログ内のレビュー記事について(②の連番)
②-(a) 記事タイトル : 「 おすすめ本 五匹の子豚 アガサ・クリスティ著 海外本格ミステリー小説(古典) 」
②-(b) URLはこちら https://gsbyjt-lottalove.com/おすすめ本%E3%80%80-五匹の子豚%E3%80%80アガサ・クリスティ著/
[C] [ 出演 当作品の主要人物 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります] レギュラー陣は、該当作に出演かいなかを問わず、この下の項目[D]を参照(内容は同一)ください。 (採番は③〜)、
(登場人物は主に、原題どおり、ある事件の過去と未来をポワロ は灰色の脳細胞の中の異次元空間で、推理のため行き来しますが、原作とは多少ちがいのある場合があります。)
③-1 ポワロ へ事件の再依頼をしにきたルーシー・ルマルション(別名: ルーシー・クレイル、Lucy Crale) : エイミー・マリンズ(Aimee Mullins)。
③-2 ルーシーの母だが夫殺害容疑で逮捕された、キャロライン・クレイル(Caroline Crale) : レイチェル・スターリング (Rachael Stirling)、「 スノーホワイト(Snow White & the Huntsman)、湖岸の村の長アンナ役」。
③-3 ルーシーの父で画家、アミアス・クレイル(Amyas Crale) : エイダン・ギレン(Aidan Gillen)、「メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮(Maze Runner: The Scorch Trials)、ジャンソン(Janson)役」、「 ダークナイト ライジング(The Dark Knight Rises)、CIA捜査官(CIA Op.)役」。
③-4 クレイル夫妻の友人で株式仲買人(愛称フィル)、フィリップ・ブレイク(Philip Blake) : トビー・スティーブンス (Toby Stephens)、「007 ダイ・アナザー・デイ(Die Another Day)、ダイヤモンド王グスタフ・グレーブス(Gustav Graves)役」。
③-5 同、フィリップの兄(愛称メリ)、メレディス・ブレイク(Meredith Blake) : マーク・ウォーレン (Marc Warren)、「ウォンテッド (Wanted)、ウェスリーの訓練士リペアマン役」。
③-6 アミアスの絵のモデル、エルサ・ディティシャム((旧姓グリヤー)(Elsa Greer) : ジュリー・コックス(Julie Cox)。
③-7 キャロラインの異父妹、アンジェラ・ウォーレン(Angela Warren) : ソフィー・ウィンクルマン(Sophie Winkleman)。
③-8 その家庭教師、ミス・ウィリアムズ(Miss Williams) : ジェマ・ジョーンズ(Gemma Jones)。
③-9 勅撰弁護士、サー・モンタギュー・ディプリーチ(Depleach) : パトリック・マラハイド(Patrick Malahide)、「 007 ワールド・イズ・ノット・イナフ(The World Is Not Enough)、Lachaise役」、「ロング・キス・グッドナイト(The Long Kiss Goodnight )、Perkins役」。
[D] [ 出演 ほぼいつものレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております 内容は毎回同一ですのでスキップできます(採番は⑤の連番から〜)
⑤-1 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の、名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 : デヴィッド・スーシェ(David Suchet)、「ダイヤルM(A Perfect Murder、1998年マイケル・ダグラス版)、モハメド役」。
⑤-2 ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」 : ヒュー・フレイザー(Hugh Fraser)、「パトリオット・ゲーム(Patriot Games)、ホームズ卿の秘書ジェフリー役」。
⑤-3 ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon) : ポーリン・モラン(Pauline Moran)。
⑤-4 ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp) : フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)。ちなみに、本作『ビッグ・フォー』での肩書は「警視監(Assistant Commissioner)」である。
⑤-5 ポワロの執事、ジョージ(George, Laverton West)、なお、ポアロシリーズで計8作に登場、元はエドワード・フランプトン卿に仕えていたとされていて、原作で従僕という役割もTVドラマ上では執事となり、またポワロの信頼厚い、かなりの人物として描かれているようです。 : デイビット・イェランド(David Yelland)。
[E] 本作の基本情報と関連情報 (⑦の連番)
⑦-1 本作の原題は「Five Little Pigs(アメリカ版原題 : Murder in Retrospect) 」(レンタルDVD 第32巻)。ちなみに、アメリカ版原題の(Retrospect)は「回顧や追想」の、(in Retrospect)は「(過去を)振り返って見ると、回想して」意味があります。一方、英国の原題は、小説の方にも書きましたが「マザー・グース(Mother Goose)」の童謡・歌謡の1つだそうです。
⑦-2 シリーズの原題は「Agatha Christie’s POIROT」(1989年〜 英国製作『グラナダ・プロダクション(ITV)』に変更となり、日本ではNHKが1990年から吹き替えで放送])。なお、本作より製作担当に入ったマーガレット・ミッチェル(Margaret Mitchell)の意向が今後にどう反映していくのかは見てのお楽しみです。主人公ポワロ 役の、デヴィッド・スーシェ(David Suchet)は数回前にすでに、アソシエイト・プロデューサー(associate producer)として制作陣の中に入っていることはみなさまご存知のとおりです。
⑦-3 もう1つ映画(予定)があります。『ナイル殺人事件(Death on the Nile)』は、2021年公開予定(とはいえ、最近はコロナの影響で公開予定が遅れることもあります)。主演と監督は前作『オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express 2017年公開版)』同様、ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh) のもよう。
では!
[記事連番 ポ-21]