おすすめ本 (少し前から記事の構成が変わっています) 葬儀を終えて アガサ・クリスティ著 〜 ポアロ(25)
[A] 「Kindle(含むUnlimited) 」で読むアガサ・クリスティ 〜 ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は時間軸も含めアレンジしております
①-1 「葬儀を終えて」 〜 ポワロ(25) : [本作の舞台は、葬儀参列者の帰りを待つ富豪アバネシー家の老執事の思いではじまります。そして、みんなが帰宅して・・・]
①-2 ただよう喪の気配は、葬儀を終えたみんなが帰ってきてアバネシー家の屋敷『エンダビー・ホール』に到着してから、とりわけ『シェリー酒』と『チキンスープ』などで、じょじょに会話が出だすと、薄れていった。
①-3 そして、老執事の案内で『書斎』で、リチャードの遺言執行人の弁護士「エントウイッスル」は、コーヒーの匂いとともに、大事な話をみんなに切り出した。ちょうど良い頃合い(ころあい)だった。
①-4 その弁護士エントウイッスルによる『6分の4』と『残り6分の2の投資信託の2分の1』についての分数計算は、その場にいた人たちのおのおのの頭の中では『(今の窮状に対して)十分かどうかの別の計算式』に変わっていた。人生の負に見合う見返りをつかんだような気分だった。
①-5 最初は「遺言の話なんて」と言っていたリチャードの末妹「コーラ・ランスクネ」も喜びで叫びたい気持ちだった・・・これで・・・これで・・・ワァォ!。話を聞いたみんなもだいたいそのような同じ感じだった。(これで私の人生、おれの人生、助かった!!)と心から安心している者もいた。だがしかし、そういう計算に不満足な者も、こういう場合、えてしているものだった・・・。
[B] 本作の超かんたんな登場人物の紹介 (書籍によっては、登場人物の名前に多少の違いがあります)
[本作では、アバネシー家の屋敷『エンダビー・ホール』周辺から始まります。]
⑦-1 突然、急死した『アバネシー家の当主』で大富豪 : リチャード・アバネシー
⑦-2 アバネシー家の老執事 : ランズコム
⑦-3 リチャードの亡くなった息子 : モティマー
⑦-4 病気がちなリチャードの弟 : ティモシー・アバネシー
⑦-5 大柄で有能そうな、その妻 : モード
⑦-6 リチャードの末妹 : コーラ・ランスクス
⑦-7 コーラの家事手伝い : ギルクリスト
⑦-8 コーラと結婚していたが既に亡くなっている夫、フランス人のハーフの絵描き : ピエール・ランスクス
⑦-9 魅力的な、今は亡きレオの夫人 : ヘレン
⑦-10 リチャードの遺言執行人、老舗の法律事務所の弁護士 : エントウイッスル
⑦-11 5年前になくなった、リチャードの妹 : ローラ・クロスフィールド
⑦-12 ローラの息子で事務弁護士事務所勤務のハンサムな男、リチャードの甥 : ジョージ
⑦-13 ジェラルディンの娘(リチャードの姪)で女優 : ロザムンド・シェーン
⑦-14 荒っぽい魅力のある、ロザムンドの夫で俳優 : マイケル・シェーン
⑦-15 ゴードンの娘、リチャードの姪(めい) : スーザン・バンクス
⑦-16 スーザンと結婚したばかりの薬剤師の助手の夫 : グレゴリー・バンクス
⑦-17 年配の家政婦 : ジャネット
⑦-18 初代当主のお気に入り 20代後半の料理人 : マージョリー
⑦-19 忙しい時に手伝ってくれる女性 : ジャックス夫人
[C] お知らせ (当ブログ内には、この小説の記事に連動している『海外TVドラマ記事』あります
----お知らせ----(対応する記事がまだできていない時は、ブランクです。その時はお手数ですがしばらく経って、もう一度ご覧ください。基本的に小説が先で、TVドラマ分の記事が翌日以降(レンタルDVDなので)少し時間がたってから掲載されます)---------------
② [本作に関係する、当サイトにTVドラマシリーズでの記事がございます。レンタルDVDでご覧いただけます。]
TVドラマシリーズ記事のタイトル: 「 」
記事のURL :
--------------------お知らせの終わり-------------------
[D] アガサ・クリスティとポワロシリーズ。そして、主な主人公たち(毎回登場するわけではありませんが記載してあります)について。・・・ (ここは毎回の記事内容がほぼ同じですのでスキップ可能です)。
③-1 「Kindle (含むUnlimited)」で読む、海外本格ミステリー(古典)。2020年、デビュー100周年を迎えた「アガサ・クリスティ(Agatha Christie)」がおくる「(灰色の脳細包)エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)・シリーズ)。
③-2 アガサ・クリスティーは、2020年は生誕130周年でもあったようで、雑誌などで特集されるケースも多いようです。「ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)」などと並ぶ世界有数のベストセラー作家で、「ミステリーの女王(Queen of Crimeなど)」と呼ばれ、イギリス推理作家クラブ(英国推理作家クラブ、The Detection Club)の第4代会長も務めた。
③-3 既にご存知のとおり、小説の中での「ポワロ探偵の特徴」と言えば、『ベルギー人、卵形の頭、灰色の脳細胞、緑色の眼、黒髪も口髭(ひげ)、などなど』。ものごとがきちんと整理・整頓されていないと気になってしかたがない性分のようですが、それが事件解決に役立つことも多々あります。
③-4 映画『ナイル殺人事件(Death on the Nile)』も2021年公開予定(とはいえ、最近はコロナの影響で公開予定が遅れることもあります)。主演と監督は前作『オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express 2017年公開版)』同様、ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh) のもよう。
[④ 主人公たち]
④-1 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 。
④-2 ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」。時に事件解決のヒントなどを言う。
④-3 ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon)。事件のファイルの整理整頓もきちっとしていて、ポワロ の要請があれば調査にも出かけていきます。
④-4 ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp)。なお、警部などの肩書きは小説によって出世などで変化します。ポワロ の能力を高く評価し信頼していて意見はちがってもそれはそれとしてちゃんと彼の話を聞くことが多い。
④-5 ポワロの従僕(TVドラマ版では執事)、ジョージ(George, Laverton West)。
[E] 本作について
⑤-1 原題は「After the Funeral(アメリカ版原題:Funerals Are Fatal)」。なお、原題の「funeral」は「葬式、葬儀など」の意味。イギリス版改題の中の「at the gallop」は熟語としては「駆(か)け足で」の意味ですが、この作品はネットによっては「主人公、ミス・マープル」で出てきます。
⑤-2 本書の『献辞』は、「ジェームズへ ・・・(後略)」のジェームズ(James)とはアガサ・クリスティの甥(おい、姉のマッジの息子ジェームズ・ワッツ・ジュニア)のことらしい(日吉和子氏のネット上の記事『アガサ・クリスティーの前書き』による)。
⑤-3 そして、『献辞』の後、登場人物の記載の前には、この小説に登場する一族の家系図『アバネシー家の家系図』が載せられている。(読むうちにこれがあって大変助かると感じるものです。)
⑥ 「葬儀を終えて 新訳版 (Kindle版)」、アガサ・クリスティ(Agatha Christie)著 (早川書房 クリスティー文庫 加賀山卓朗訳)。
ではまた!