名探偵ポワロ(16) 〜「死との約束」
[A] 本作の基本情報
① (シリーズの詳細については前回記事をご覧ください。)シリーズの原題は「Agatha Christie’s POIROT」(1989年〜 英国製作[LWT ロンドン・ウィークエンド・テレビ(London Weekend Television)が主体だったが本作からは『グラナダ・プロダクション(ITV)』に変更となり、日本ではNHKが1990年から吹き替えで放送])。
② 本作の原題は「Appointment with Death」(レンタルDVD 第43巻)。この作品は映像化作品も人気があります。しかし、内容は原作小説からいくぶん変更されていて、特にボイントン卿がまだ生きていてシリアの遺跡発掘現場で『ある人の頭蓋骨』を探しているという設定になっています。
③ ピーター・ユスティノフ(Sir Peter Ustinov)がポワロを演じた『死海殺人事件(原題:同じ)』同じ原作の映画化です。
④ もう1つ映画(予定)があります。『ナイル殺人事件(Death on the Nile)』は、2021年公開予定(とはいえ、最近はコロナの影響で公開予定が遅れることもあります)。主演と監督は前作『オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express 2017年公開版)』同様、ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh) のもよう。
[B] このドラマの原作小説の日本語訳本の当ブログ内のレビュー記事につきましては、下記をご覧ください
(a) 記事タイトル : 「おすすめ本 死との約束 アガサ・クリスティ著 海外本格ミステリー小説(古典)」
(b) URLはこちら https://gsbyjt-lottalove.com/下書きおすすめ本%E3%80%80死との約束%E3%80%80アガサ・クリス/
[C] [ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版です ] 採番は⑦のサブ連番から
⑦-1 [本作の舞台は、原作小説の『ヨルダンのペトラ遺跡』から変わって、ちがうところ(シリアらしい)の遺跡発掘現場となっています]。
⑦-1 シリアのある遺跡発掘現場。ボイントン卿とその発掘チームは、歴史上の大発見となるであろう『聖書に登場するある人物』の頭蓋骨を探して、もうここしかないという地点までたどり着いていた。そこには、子供達や乳母も含め彼の関係者も皆そろっていた。とりわけ、彼の愛する妻『レディー・ボイントン』もそこにいた。
⑦-2 その現場に到着する予定のボイントン卿とも顔見知りの「ポワロ」は、途中で「セリア・ウェストホルム卿夫人」らを乗せながら灼熱の中を車で走っていた。そこには卿の再婚した妻とその子供たちや卿の息子も顔を揃えていた。しかし、そこには、『それだけではない何か不穏な空気』もただよっていた。誰かの首を蜂か何かの虫が刺してから、それは始まった。
⑦-3 ボイントン卿の再婚相手レディー・ボイントンは、発掘現場のやぐらの上で長椅子に座って、帽子をかぶり、一人離れてお昼寝らしかったが・・・。
[E] [ 出演 ほぼいつものレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております (採番は⑩のサブ連番から〜)
⑩-1 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の、名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 : デヴィッド・スーシェ(David Suchet)、「ダイヤルM(A Perfect Murder、1998年マイケル・ダグラス版)、モハメド役」。
㉑ ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」 : ヒュー・フレイザー(Hugh Fraser)、「パトリオット・ゲーム(Patriot Games)、ホームズ卿の秘書ジェフリー役」。
㉒ ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon) : ポーリン・モラン(Pauline Moran)。
㉓ ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp) : フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)。ちなみに、本作『ビッグ・フォー』での肩書は「警視監(Assistant Commissioner)」である。
㉔ ポワロの執事、ジョージ(George, Laverton West)、なお、ポアロシリーズで計8作に登場、元はエドワード・フランプトン卿に仕えていたとされていて、原作で従僕という役割もTVドラマ上では執事となり、またポワロの信頼厚い、かなりの人物として描かれているようです。 : デイビット・イェランド(David Yelland)。
[F] [ 出演 当作品の主要人物 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります] (採番は㉚〜)
[なお、小説とは若干、人物の名前や状況についてTVドラマ内では変更がみられます]
㉚-1 ボイントン卿(Lord Boynton) : ティム・カリー (Tim Curry)、「レッド・オクトーバーを追え! (The Hunt for Red October)、Dr. Petrov役」。
㉚-2 ボイントン卿の妻、レディー・ボイントン(Lady Boynton) : シェリル・キャンベル(Cheryl Campbell)。
㉚-3 ボイントン卿の連れ子、レナード(Leonard Boynton) : マーク・ゲイティス (Mark Gatiss)、TVドラマ「シャーロック(SHERLOCK) (Sherlock)、ホームズの兄マイクロフトMycroft役」。
㉚-4 女医、サラ(Sarah) : クリスティーナ・コール(Christina Cole)、「 007 カジノ・ロワイヤル(2006年版、Casino Royale )、オーシャン・クラブの受付嬢役」。
㉚-5 フランス人の心理学者、ジェラール(Dr. Gerard) : ジョン・ハナー (John Hannah)、「 ハムナプトラ 失われた砂漠の都シリーズ(The Mummy)、主人公の妻エヴァリンの兄ジョナサン役」。
㉚-6 セリア・ウェストホルム卿夫人(Dame Celia Westholme) : エリザベス・マクガヴァン(Elizabeth McGovern)。
㉚-7 ボイントン卿夫妻の次女、ジニー(Jinny Boynton) : ゾーイ・ボイル(Zoe Boyle)。
㉚-8 同、長男、レイモンド(Raymond ) : トム・ライリー(Tom Riley)、「ダ・ヴィンチと禁断の謎( 旧タイトル:ダ・ヴィンチ・デーモン)(Da Vinci's Demons)、主人公レオナルド・ダ・ヴィンチLeonardo Da Vinci役」。
㉚-9 同、長女、キャロル(Carol) : エマ・カニフェ(Emma Cunniffe)。
㉚-10 ポワロに内密の情報を知らせる、カーバリ大佐(Col. Carbury) : ポール・フリーマン(Paul Freeman)、「レイダース 失われたアーク(Raiders of the Lost Ark)、フランスの考古学者ルネ・ベロック(Belloq)役」。
㉚-11 新聞を読んでる投資家、コープ(Jefferson Cope) : クリスチャン・マッケイ(Christian McKay)。
㉚-12 常に祈りを捧げているシスター・アニエシュカ(Sister Agnieszka) : ベス・ゴダード(Beth Goddard)、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション (X: First Class)、エグゼビア夫人Mrs. Xavier役」。「オール・ユー・ニード・イズ・キル(Edge of Tomorrow)、秘書アイリス役」
では!
[記事連番 ポ-16]