おすすめ本 (少し前から記事の構成が変わっています) ヒッコリー・ロードの殺人 アガサ・クリスティ著
[A] 「Kindle(含むUnlimited) 」で読むアガサ・クリスティ 〜 ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は時間軸も含めアレンジしております
[S] 「ヒッコリー・ロードの殺人」 〜 ポワロ(26) : [本作の舞台は、ポワロ とミス・レモンとの会話からはじまります・・・ジョージも登場]
①-1 1つだけという遠慮がちな「ハバート夫人」は、しかし2つめのサンドイッチをつまみながら、自分が『学生寮の寮母(りょうぼ)』として新しく働き出した環境で、最近、非常に『不思議な紛失事件』が続いていると打ち明ける。「ミス・レモン」との会話の結果、ポワロ のマンションまでやってきた彼女の姉「ハバート夫人」は、召使(従僕)の「ジョージ」の準備した『午後のお茶』を楽しみながら話し出した『うちの寮は、食事が学生にはとても人気なんです!!・・・』。
①-2 寮のオーナーはギリシャ系の「ニコレディス夫人」だった。他方、その寮にいる学生たちは、学部はもちろん、いろいろな国から留学でやってきており、それも男女がみな個性的でハバート夫人は彼ら若い人たちとたまに交(か)わす会話もとても楽しみだった。彼女の仕事は細々したことより、もっと大きなことが対象だったから。それが、それが今回の謎が起きて・・・。
①-3 その奇妙な紛失事件が起きるたび、失くした当人はもちろん周囲の学生たちの反応もまた個性的なものだったので、ハバート夫人の胸もまた痛んだ。なぜなら、オーナーのニコレディス夫人はそういったことより、食費での寮の財政圧迫(あっぱく)問題の方が大事なことのようだったからだ。しかし、現実に『ヒッコリー・ロード 26』の寮の建物という空間で生活している学生たちにとっては、それぞれの勉学と進路という人生の目標と男女間の愛もまた当然、寮生活を含む学生生活全体での大問題だったからだ。
①-4 ハバート夫人がある学生を心配しているようだと感じながらも、ポワロ は失くなった物の『 繋(つな)がり』がまだ見えてこなかった。きっと人間の感情が「そこ」に介在(かいざい)しているのにちがいない・・・(そして、そこには『パターン』が・・・!!)。どれとどれの組み合わせ、どう組み合わせ? ここまで来たら直接という手しかあるまい!! 彼はある策を考えて・・・。
[B] 本作の主な登場人物の紹介 (書籍によっては、登場人物の名前に多少の違いがあります)
[本作の舞台は、ミス・レモンの姉「ハバート夫人」が『寮母(りょうぼ)』として新しく働き出した『学生寮』が中心となっております]
⑦-1 新しく『学生寮の寮母(りょうぼ)』として働き出した、ミス・レモンの姉 : ハバート夫人
⑦-2 寮のオーナー : ニコレディス夫人
⑦-3 寮のコック : マリア
⑦-4 その夫 : ジェロニモ
⑦-5 服飾品のバイヤー : ヴァレリー・ホッブハウス
⑦-6 薬剤師 : シーリア・オースティン
⑦-16 ロンドン警視庁の警部 : シャープ
⑦-7 学生、歴史学専攻 : ナイジェル・チャプマン
⑦-8 同、医学 : レン(レナード)・ベイトソン
⑦-9 同、研究生、 物理療法 : ジーン・トムリンソン
⑦-10 同、 考古学 : パトリシア・レイン
⑦-11 同、心理学 : コリン・マックナブ
⑦-12 同(留学生)、 アメリカ人 : サリー・フィンチ
⑦-13 同(留学生)、 ジャマイカから : エリザベス・ジョンストン
⑦-14 同(留学生)、 フランスから : ジュヌヴィエーヴ・マリコード
⑦-15 同(留学生)、 西アフリカから : アキボンボ
[C] お知らせ (当ブログ内には、この小説の記事に連動している『海外TVドラマ記事』あります
----お知らせ----(対応する記事がまだできていない時は、ブランクです。その時はお手数ですがしばらく経って、もう一度ご覧ください。基本的に小説が先で、TVドラマ分の記事が翌日以降(レンタルDVDなので)少し時間がたってから掲載されます)---------------
② [本作に関係する、当サイトにTVドラマシリーズでの記事がございます。レンタルDVDでご覧いただけます。]
TVドラマシリーズ記事のタイトル: 「ヒッコリー・ロードの殺人 アガサ・クリスティ著 名探偵ポアロ(26) 海外TVドラマ 」
記事のURL : https://gsbyjt-lottalove.com/ヒッコリー・ロードの殺人%E3%80%80アガサ・クリスティ/
--------------------お知らせの終わり-------------------
[D] アガサ・クリスティとポワロシリーズ。そして、主な主人公たち(毎回登場するわけではありませんが記載してあります)について。・・・ (ここは毎回の記事内容がほぼ同じですのでスキップ可能です)。
③-1 「Kindle (含むUnlimited)」で読む、海外本格ミステリー(古典)。2020年、デビュー100周年を迎えた「アガサ・クリスティ(Agatha Christie)」がおくる「(灰色の脳細包)エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)・シリーズ)。
③-2 アガサ・クリスティーは、2020年は生誕130周年でもあったようで、雑誌などで特集されるケースも多いようです。「ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)」などと並ぶ世界有数のベストセラー作家で、「ミステリーの女王(Queen of Crimeなど)」と呼ばれ、イギリス推理作家クラブ(英国推理作家クラブ、The Detection Club)の第4代会長も務めた。
③-3 既にご存知のとおり、小説の中での「ポワロ探偵の特徴」と言えば、『ベルギー人、卵形の頭、灰色の脳細胞、緑色の眼、黒髪も口髭(ひげ)、などなど』。ものごとがきちんと整理・整頓されていないと気になってしかたがない性分のようですが、それが事件解決に役立つことも多々あります。
③-4 映画『ナイル殺人事件(Death on the Nile)』も2021年公開予定(とはいえ、最近はコロナの影響で公開予定が遅れることもあります)。主演と監督は前作『オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express 2017年公開版)』同様、ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh) のもよう。
[④ 主人公たち]
④-1 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 。
④-2 ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」。時に事件解決のヒントなどを言う。
④-3 ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon)。事件のファイルの整理整頓もきちっとしていて、ポワロ の要請があれば調査にも出かけていきます。
④-4 ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp)。なお、警部などの肩書きは小説によって出世などで変化します。ポワロ の能力を高く評価し信頼していて意見はちがってもそれはそれとしてちゃんと彼の話を聞くことが多い。
④-5 ポワロの従僕(TVドラマ版では執事)、ジョージ(George, Laverton West)。
[E] 本作について
⑤-1 原題は「Hickory Dickory Dock)」。1955年発表の長篇小説。タイトルは『マザーグースの童謡』にちなむとのこと。
⑥ 「ヒッコリー・ロードの殺人 (Kindle版)(Hickory Dickory Dock)」、アガサ・クリスティ(Agatha Christie)著 (早川書房 クリスティー文庫 高橋豊訳)。なお、『日本語版翻訳権独占』と書かれています。
ではまた!