(少し前から記事の構成・順序が変わっています) 名探偵ポワロ(26) 〜「ヒッコリー・ロードの殺人」 アガサ・クリスティ著
[A] [ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版です ] (採番は①のサブ連番から)
①-1 いつものように事件の連絡を受けた「ジャップ警部」は、電話を切ったあとアイロンに気がついた(しょうがない、今日はシワシワのシャツで・・・)。
①-2 学生寮の中でポワロが講演すると、学生(寮生)たちは、一体本当の目的は何で、どういうことだろう?とみんな顔を合わせた。寮のオーナー「クリスティーナ・ニコレティス夫人」は、しかし、有名な探偵に『別の反応』を示していた(どっ、どうして・・・ここが?)。
①-3 夜中に外を見つめる眼、はずされていた電球、片方の夜会靴、もどってきた『ダイヤモンドの指輪』となくなった『聴診器』と『薬のビン』、服の編(あ)み方・・・、晩餐のスープとテーブルの位置、見張っている男とリュックサックと巡回の警察官と夜中に外に出る何者か・・・。『心理? つい、くせで? 病気?』・・・『おもてなしの料理』・・・。
①-3 ジャップ警部はその夜なかなか眠れなかった。今夜は『大切な友人』たちの招きで・・・うれしかった・・・誘ってもらえて(シャツがシワシワだったからではない!! わしと彼らの長年の信頼関係が・・)、でもなんか暑いな・・・水!!、水!!(もしくはビール!!)。見てろよ、捕まえた「あいつ」が。床の下にあんな物を・・・あいつが・・・。
①-4 ポワロ はイギリス文学専攻「サリー・フィンチ」の持っている『ジョン・キーツ(John Keats)の詩の本』を見て、詩をくちずさむ。政治学専攻「パトリシア・レーン」の見た写真には、どこか知っているような顔が写(うつ)ってた。 医学生の「レナード・ベイトソン」はポワロ とジャップ刑事に話をしにやってきた。彼は言う、「あの人に正直に言ったほうがいいと言ったんだ」・・・そこへ電話が鳴なって・・・。
[B] このドラマの原作小説の当ブログ内のレビュー記事について(②の連番)
②-(a) 記事タイトル : 「ヒッコリー・ロードの殺人 アガサ・クリスティ著 ポアロ(26) 海外本格ミステリー小説(古典) 」
②-(b) URLはこちら https://gsbyjt-lottalove.com/ヒッコリー・ロードの殺人-アガサ・クリスティ著/
[C] [ 出演 当作品の主要人物 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります] レギュラー陣は、該当作に出演かいなかを問わず、この下の項目[D]を参照(内容は同一)ください。 (採番は③〜)、
[本作では、学生寮が主な舞台です。ポワロ とミス・レモンのアバートメント、ジャップ警部家の内部も少し出てきます。少し多人数です]
③-1 寮の学生、イギリス文学専攻「サリー・フィンチ」(Sally Finch) : パリス・ジェファーソン(Paris Jefferson)。
③-2 同、医学部生「レナード・ベイトソン」(Leonard Bateson) : ダミアン・ルイス(Damian Lewis)。
③-3 同、心理学専攻「コリン・マクナブ」(Colin McNabb) : ギルバート・マーティン(Gilbert Martin)。
③-4 同、政治学専攻「パトリシア・レーン」(Patricia Lane) : ポリー・ケンプ (Polly Kemp)。
③-5 同、化学専攻「シーリア・オースティン」(Celia Austin) : ジェシカ・ロイド(Jessica Lloyd)。
③-6 同、ファッション専攻「バレリー・ホブハウス」(Valerie Hobhouse) : エリナー・モリストン (Elinor Morriston)。
③-7 同、中世史・考古学専攻、ナイジェル・チャップマン(Nigel Chapman) : ジョナサン・ファース(Jonathan Firth)。
③-8 政治家「サー・アーサー・スタンリー」(Sir Arthur Stanley) : デビッド・バーク (David Burke)、「 シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)、初代&第2代ワトソン(Watson, Dr. John Watson)役」。
③-9 寮の周辺で何かを見張っている謎の男「キャスタマン氏」(Mr Casterman) : グランヴィル・サクストン(Granville Saxton)。
③-10 学生寮の女性オーナー「クリスティーナ・ニコレティス夫人」(Mrs Nicoletis) : レイチェル・ベル(Rachel Bell)。
③-11 ミス・レモンの姉で『学生寮』の管理人になった「フローレンス・ハバード夫人」(Florence Hubbard) : サラ・ベデル(Sarah Badel)。
[D] [ 出演 ほぼいつものレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております 内容は毎回同一ですのでスキップできます(採番は⑤の連番から〜)
⑤-1 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の、名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 : デヴィッド・スーシェ(David Suchet)、「ダイヤルM(A Perfect Murder、1998年マイケル・ダグラス版)、モハメド役」。
⑤-2 ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」 : ヒュー・フレイザー(Hugh Fraser)、「パトリオット・ゲーム(Patriot Games)、ホームズ卿の秘書ジェフリー役」。
⑤-3 ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon) : ポーリン・モラン(Pauline Moran)。
⑤-4 ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp) : フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)。ちなみに、本作『ビッグ・フォー』での肩書は「警視監(Assistant Commissioner)」である。
⑤-5 ポワロの執事、ジョージ(George, Laverton West)、なお、ポアロシリーズで計8作に登場、元はエドワード・フランプトン卿に仕えていたとされていて、原作で従僕という役割もTVドラマ上では執事となり、またポワロの信頼厚い、かなりの人物として描かれているようです。 : デイビット・イェランド(David Yelland)。
[E] 本作の基本情報と関連情報 (⑦の連番)
⑦-1 本作の原題は「Hickory Dickory Dock」(レンタルDVD 第25巻)。原作長編小説は1955年発表です。この原題のタイトル「ヒッコリー ディッコリー ドック(Hickory Dickory Dock)」は『マザー・グース(Mother Goose)』の童謡に由来しているそうで、『時計が1時を・・・ねずみが時計を(駆け登ったり、駆け下りる)・・・』というような内容になっているらしく、ドラマの中でも、ささやくような「Hickory Dickory Dock」という歌とねずみと時計で、緊迫感をもりあげております。
⑦-2 本作の脚本は「アンソニー・ホロヴィッツ(Anthony Horowitz)」氏です(『カササギ殺人事件(Magpie Murders)』)。オープニングクレジットの中で名前が出ています。出だしは小説とちょっとちがって始まります。
⑦-3 TVドラマも学生の『寮』がからむ事件ですので、本作も登場人物は多いほうで、ねずみと時計が合間に登場、ジャップ警部とポワロ とミス・レモンのかけあいも久しぶりにみられます。中々、動機や犯人当ては難しい謎解きです(正直言うと、このドラマ見たのは初めてじゃないのに、当たりませんでした)。
では!
[記事連番 ポ-26]