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HM卿 reading(読書) カーター・ディクスン ジョン・ディクスン・カー 海外本格ミステリー(古典)

白い僧院の殺人 カーター・ディクスン著 HM卿(1) 海外本格ミステリー小説(古典)

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「白い僧院の殺人」 カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カー)著 HM卿(1) 

[A] 当記事は、通常の本を読んでの記事となっております。 「Kindle (含むUnlimited)」で読むJDC 〜 超ミニあらすじ〜多少、文章は時間軸も含めアレンジしております  H・M(ヘンリー・メリヴェール)卿(1) (JDCとCDで通算24作目)

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(注1) 「白い僧院の殺人」については、海外ミステリー小説の楽しみ方としての密室物の1つとしての記事の中に出てきます(あらすじ・登場人物などについては書かれていませんが、そちらの方もお読みください)。

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(注2)カーター・ディクスンはジョン・ディクスン・カーの別名義ですので、フェル博士に続いて、H・M(ヘンリー・メリヴェール)卿シリーズに入ります。また、基本的には出版情報などではジョン・ディクスン・カーで統一したいと考えておりますが、慣れるまでは2つの名前で併記しようかなとも考えております。

(本作の舞台) 『白い僧院』と呼ばれる当主モーリス・ブーンの屋敷とその『別館(女王の鏡)』です 

白い僧院の屋敷と別館「女王の鏡」のイメージ図です

①-1 当主の弟「ジョン・ブーン」は、人生の絶壁とも言える難問に向かおうとしていた。車のアクセルを思いっきり踏んで、飛ばしに飛ばした。そうしながら女優「マーシャ・テート」と新聞界の大物「カニフェスト」のことを考えていた。(彼とはちゃんと会ったさ・・・おっと、今なら間に合うさっ!)。

①-2 外交官「ジェームズ・ベネット」は往来の真ん中で名前を呼ばれて振り返った。そこには車体に『シネマアーツ映画会社』と書かれた、はでな黄色い車に乗った不機嫌そうな「ハーバート・ティモンズ(ティム)・エマリー」がいた。『乗れ(あの人は甘いものは好きじゃあ・・・)!』とエマリーは言う。

①-3 一方、エマリーの相棒とも言える、太って小柄な、しかし、やり手で超有名な映画監督の男「 カール・レインジャー」は、マーシャ宛に届いた『チョコレートの箱』を見て疑う(マーシャにだと? やっぱりな! あいつだろうっ! おのれ〜! 俺は食べんぞっ、動かんぞっ[うっ五冠ぞ!?]、絶対! 絶対!)。

箱に入ったチョコレートのイメージ図です

①-4 ある計画のためその階段を降りていく一団がいた。ろうそくを持った当屋敷の当主「モーリス・ブーン」、新聞王カニフェストの娘「ルイーズ・カルー」、今度マーシャと共演する予定の舞台男優「ジャーヴィス・ウィラード」、モーリスの姪 「キャサリン(ケート)」、そしてベネット。

①-5 カニフェストとレインジャーと、モーリスの弟ジョンは所用ができたのか病気のせいなのか、今回は参加せず。階段の上方には、指示を受けたある人物が待機していた。階段の下の方では何か動くものがいる感じだ。その代わりH・M卿がいたのだ。H・M卿はこの屋敷にやってきて、そしてロンドン警視庁の『犯罪捜査課(略称C・I・D)』の主任警部「 ハンフリー・マスターズ」と州警察の警部 「チャーリー・ポッター」も来ていた。

イメージ図です

①-6 階段の途中では、みんながおのおの自分の考えを心の中でつぶやいていた。モーリスは(今度こそ計略が成功)と確信した。俳優ウィラードは(どういうことかさっぱり・・・)と困惑。ルイーズは(もうがまんできないわっ・・・)と声が出そうになった。みんなはふと(こんな肝心な時に、歯痛で苦しんでいるとはいえ「執事トムソン」はどこにいるんだ?)と腹がたった。ベネットは壁に向かって踊っているような動きをした。ケイトは下から手を伸ばした。

屋敷内のある階段のところのイメージ図です

①-7 マスターズは忘れていたことを思い出してH・M卿に応えた『三角形のガラスの破片のようなもの、それは何だかわからない不思議なものですが、あそこの引き出しに・・・』。(マスターズは遠くで雷がなる音を聞いたような気がした・・・が実際は叱られていた)。さらにH・Mは不思議なことを言う『その時、マーシャはまだかと待っていたんだよ、あることが知りたくて。待っても待っても待ちきれなかったんだよ、わかるか? マスターズ? 別館の方は寒さゆえに火がいる。他方、こっちの屋敷の方には水が必要とされている』。(なんのことだ?)

①-8 それからすぐ、階段の途中で、ろうそくが消えて真っ暗になった。すきま風のせいかドアも閉まった。誰かがあえぐような声を出した。(誰だ?)と思ったその時、階段の上の狭い空間にいた人たちの間で混乱が起きた。ベネットの片方の足は、今や階段上の宙に出てしまっていた(うわっ、しまった!)。みんなの心の中に浮かんだのは、マーシャ・テートの・・・。

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[B] 本作の主な登場人物  (書籍によっては、登場人物の名前に多少の違いがあることもあります)  (採番②と③)

以下、おおまかな登場シーン別くらいにグループ分しておりますが、あまり深い意味はありません

(主な舞台は) モーリス・ブーが当主の『白い僧院』という名の屋敷と、その別館『女王の鏡(クイーズ・ミラー)』です。ハリウッドもロンドンも関係しています。

②-1  小柄な「白い僧院」の当主。歴史学者 。今回マーシャとジャーヴィス・ウィラードのために脚本も執筆 :  モーリス・ブー

②-2  その弟で、映画の関係者(制作サイド)   :   ジョン・アシュリー・ブーン

②-3  小柄でやせた、そして誰かに似てるモーリスの姪  :   キャサリン(ケート)・ブーン

②-4  別館の準備をしたが歯痛で中々寝付けなかった「白い僧院」の当主モーリスらの執事   :    トムスン

②-5 「白い僧院」の別館の近くの馬舎の馬丁(ばてい)   :    ビル・ロッカー

②-6 屋敷の何人かの女中のうちの1人 :  ペリル・サイモンズ

(ハリウッド映画や舞台のの関係者)

②-10  ハリウッドの女優  :  マーシャ・テート

②-11  『シネマアーツ映画会社』と書いてある、湯気の立つような冷却器(ラジエーター)の上にすらりとした青銅の『こうのとり』のマスコットのついたはでな黄色い車に乗った『シネアーツ映画会社』のマーシャ担当宣伝係   :    ハーバート・ティモンズ(ティム)・エマリー

②-12 太った小柄な男、売れて名声もあり使った人間はヒットするような映画監督    :   カール・レインジャー

②-13 マーシャの相手として選ばれた、舞台俳優の男   :  ジャーヴィス・ウィラード

(新聞の関係者)

②-14 新聞界の大物  :   カニフェスト

②-15  カニフェストの娘でいわば私設秘書のような仕事をしている、小柄な女性 :  ルイーズ・カルー

②-16 H・Mの甥で外交官    :   ジェームズ・ベネット

(その他の関係者)

②-17 マーシャが、ロンドンに残してきた女中 :  カーロッタ

②-18 マーシャの死体を調べた、小柄な医師 :  ウィン博士

(捜査の関係者)

④-91 州警察の事件担当警部  :  チャーリー・ポッター

④-98 ロンドン警視庁(スコットランド・ヤード)の『犯罪捜査課(略称C・I・D)』の主任警部(前作の活躍でC・I・Dの課長に昇進したと本作では書かれています) : ハンフリー・マスターズ

④-99 名探偵、(かっての陸軍省諜報局部長で)本作では情報部部長 :  H・M(ヘンリー・メリヴェール)卿

[C] 本作について

⑥-1 原題は「The White Priory Murders」。本作は1934年の『雪に閉ざされた場所(密室物)』として、日本のミステリー作家の間でも、とても人気の高い作品です。ご承知のとおり、カーター・ディクスンは、ジョン・ディクスン・カーの別名義です。

⑥-3 舞台は、雪に閉ざされたある屋敷と別館です。屋敷の名前が英国のチャールズ2世に関係するという建物が『白い僧院』と呼ばれている、と書かれています。別館の名前は『女王の鏡(クイーズ・ミラー)』となっています。原題(The White Priory)の「priory」が「小修道院」になっているための邦訳タイトルになったものと推察いたします(ちなみに、発音はカタカナで表記しますと『プライアリー』だそうです)。本記事内では、特に「僧院」と「小修道院」を区別はしておりません。

㊾-⑩-1 「白い僧院の殺人 (原題 : The White Priory Murders ) カーター・ディクスン( Carter Dickson) 著」 ( 創元推理文庫 厚木 淳 訳)

㊾-⑩-2  ちなみに、最近(2019年の6月頃)、同文庫で「新訳版」が出ているようです。「白い僧院の殺人 (原題 : The White Priory Murders ) カーター・ディクスン( Carter Dickson) 著」 ( 創元推理 高沢治 訳)

[E] H・M(ヘンリー・メリヴェール)卿シリーズ

⑦-1 ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)」の人気作品には、いろいろな主人公(探偵役)が登場します。「アンリ・バンコラン(Henri Bencolin)予審判事」、「ギディオン・フェル(Gideon Fell)博士」、「警視総監直属D3課長マーチ大佐(Colonel March)、主に短編で登場」などです。事件が不可能犯罪や密室の場合は、時に「誰がやったか?」よりも「どのようにしてそれらがなされたか?」に重点が置かれる場合があります。

⑦-2 一方、別名義のカーター・ディクスン(Carter Dickson)で発表した作品では、「通称H・Mこと、ヘンリー・メリヴェール卿(Sir Henry Merrivale)」が主に活躍し、その彼が登場する長編第1作目は「プレーグ・コートの殺人(The Plague Court Murders)、別名 : 黒死荘殺人事件」ですが、こちらも人気の主人公です。このHMが主人公の場合も、フェル博士登場と同様に、事件が不可能犯罪や密室の場合は、時に「誰がやったか?」よりも「どのようにしてそれらがなされたか?」に重点が置かれる場合があります。(現在、出版物の検索などでは、いずれもジョン・ディクスン・カー名義で検索できる)。

⑦-3 現在、このブログでは、『フェル博士』の作品の記事が一通り終わりまして、新しく『通称H・Mこと、ヘンリー・メリヴェール卿』シリーズとして、まず順に続けております。その時点で「Kindle (含むUnlimited)」の本が出ていないなどの事情があれば、記事の枠だけ作ってスキップして次の作品に進み、後でKindle版が出てきた場合は、順番は後になりますが、いつか記事にする予定ではいます。別途、その際に新訳本などがあればそちらを読むこともあるかもしれません。

⑦-4 『通称H・Mこと、ヘンリー・メリヴェール卿(出版社によっては多少の表記の違いがある)』の経歴を簡単に書きますと、イギリスのサセックス生まれ。巨体で『内科医といわれるが医師』と『法廷弁護士』の資格を持ちながらも、第一次大戦中は『英国陸軍諜報部』の所属、戦後は情報部の所属となっている。初出は本書『プレーグ・コートの殺人(The Plague Court Murders)』です。

H・M(ヘンリー・メリヴェール)卿(1) (JDCのフェル博士シリーズとCDで通算24作目)

ではまた!

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