kindleで読む 密室の短編集 日本の本格ミステリー小説(現代)
密室もののミステリーはお好きですか? (密室とジョン・ディクスン・カーのオマージュいっぱい)
[A] どんな感じの小説?
(広告)
①-1 折原一(おりはら・いち)さんの人気シリーズで、田舎でくすぶって苦闘する若き名探偵みたいな「黒星光(くろほし・ひかる)」警部と、「警部、大変です!」と外から帰ってくる部下「竹内正浩(たけうち・まさひろ)」刑事の名探偵(?)コンビがするどい直感と足で不可能な殺人現場で起きる難事件に立ち向かう痛快密室殺人ミステリー! 本作は7つの短編で、ジョン・ディクスン・カー(以下、JDCと略します)を完全オマージュ?! しかし、事件解決が必須な現場で、こんな縁起(えんぎ)でもない名前の主人公でいいんでしょうか?(一応、源氏みたいに「光」ってるけど・・・2024年は『光る君へ』だったな、竹内!)
①-2 本格ミステリー小説が大好きな私は、表紙のデザイン画(建物の中の3D見取り図CADみたいなものが見える家・・・この作品の事件現場となった部屋と密室構造と登場人物の部屋の位置関係ってどんな感じがよくわかる図面)がとても良いと思いました。また、各話のタイトルは日本語と英文表示の2つ(かけことばになっている場合もある)〜が書かれていて(例: 第1話『密室の王者(No Smoking in the Locked Room)』 )〜、海外ミステリー小説の雰囲気も漂(ただよ)います。面白くてけっこうスラスラ読めます! はたして「伏線」は?
①-3 各話のタイトルは日本語と英文表示の2つ(かけことばになっている場合もある)〜が書かれていて(例: 第1話『密室の王者(No Smoking in the Locked Room)』 )〜、海外ミステリー小説の雰囲気も漂(ただよ)います。と言うか、普通は英語の日本語訳が書かれているわけで、その逆な表現が面白いです。けっこうスラスラ読めます! はたして「伏線」は? というところがポイントです。ちなみに、ある話の回では『火刑法廷』のようにエピローグ(それも3つも)がついています。
①-4 ちなみに、著者「折原一(おりはら・いち)」さんは、埼玉県久喜市生まれで、「黒星光」警部のいる『白岡市(しらおかし)』在住だそうです(下の地図をご覧ください)。また、黒星警部登場のTVドラマ(テレビ東京「水曜ミステリー9 黒星警部の密室捜査」)の時は星川で撮影が行われた模様です(wiki、書籍のプロフィールなどのネットの情報による)。
(Google マップ) 埼玉県白岡市
a-1 「文庫版あとがき」
巻末には、著者「折原一(おりはら・いち)」さん自身のあとがきがあります。
a-2 「密室 〜 その不可思議な魔力」 山前譲氏
巻末には、さらに、「山前譲(やままえ・ゆずる)」氏による「密室 〜 その不可思議な魔力」があります。(1)「折原一(おりはら・いち)」さんについてや、(2)ミステリー小説に登場する『密室』という単語の登場について書かれています。「山前譲(やままえ・ゆずる)」さんは北海道出身の推理小説研究家、解説、アンソロジーの編纂などを多数されている方だそうです。著作として『日本ミステリーの100年~おすすめ本ガイド・ブック~ (光文社知恵の森文庫) Kindle版』があり、山前譲編としては日本の著名な文豪たちが書いた探偵物についての『文豪の探偵小説 集英社文庫」があるようです。(wikiやネットの情報による)。文章の最後には、密室小説や不可能犯罪の小説において、期待の作家の1人として(3)『ポール・アルテ(Paul Halter)』氏の名前を挙げています。
[B] [ネタバレなし の超ミニあらすじ〜多少、文章はアレンジ版です ] (採番は②のサブ連番から)
(b-1) 第1話 『密室の王者』 (英語表記 : No Smoking in the Locked Room)
(b-1分)「警部、大変です!」。「どうした 竹内? なにっ〜! み・っ・し・つだと〜!」。商店会の『相撲大会』で起きた殺人事件。長年闘ってきたライバル2人の力士。だが1人の力士が死体で発見される。場所は体育館。黒星警部と竹内刑事が駆けつけてみると、それは内側から手を加えられた『密室』状態。その中で力士と酔っ払って寝てしまっていた4人の仲間たちが横たわっているのが外から見える・・・。他には出入口もない? どうやって? 誰が?
(b-2) 第2話 『ディクスン・カーを読んだ男たち』 (英語表記 : The Locked Room without keyholes)
(b-2分) 富豪の「風見明(かざみ・あきら)」の姪(めい)から電話がきて黒星警部はその屋敷に向かった。玄関に出てきたその女「風見友子(かざみ・ともこ)」が言うには『4年ぶりにこの家を訪れたら・・・「ちり」がつもっている状態で掃除もされておらず歩いて回るのもチドリ足で・・・』。「(黒星 : 何を言っているのかよくわかんない!)それで?」。その美人は答えた「ただ2階にある書斎だけには」と。そこには立派な書棚があって『JDC』の稀覯本(きこうぼん)をはじめ良質のミステリー小説がずらりとあるらしい。さっそく調べに・・・『在室(ざいしつ)』札もあるのに『あかず』とは! 密室大好きの黒星警部は心の中で(ダイゴと・・・ふふふ)と言いながらノブを回すが鍵がかかっている・・・「うん?」と黒星警部がよく見ると「そこに当然あるべきもの」がなかった・・・「おおっ?」・・・それは驚くべき事態の始まりだった・・・さらに第2の驚きが待ち構えていた。
(b-3) 第3話 『ヤクザな密室』 (英語表記 : The Locked Room Is Dead)
(b-3分) 「た、た、大変です、警部!」竹内刑事がいつものように駆け上がってきた。その夜「三和蔵之介(さんわ・くらのすけ)」は『核シェルター』に入りながらつぶやいた・・・今日は「かくねがんしょしてあすんべー」、「(若頭 村田)今日はかくれんぼして遊ぼう???・・・泣けるぜ〜!」。他方、対立する組織の『姐(あね)さん』はどうしていたか? 実は彼女は夜な夜な『とある神社(『ここは八幡太郎義家が・・・』)』の境内(けいだい)で何かに取り憑かれたように叫びながら右手を『(原宿・竹下通りで孫娘が買ってきた?)藁人形(わら・にんぎょう)』に打ち付けていた(これ、毎夜続けてる!)。やがて、準備されていた『ロケット砲』の発射ボタンが・・・(見張っていた黒星警部と部下の竹内正浩刑事は・・・え〜!? 嘘〜! 2人とも頭の中が「まっちろ」になった・・・深夜の呪いのわら人形〜ロケット砲〜核シェルター装置? どうなってんの白岡? 「え〜」でやるか!) [所々にネットで調べた埼玉弁を入れてみました・・・間違ってたらごめんなさい!]
(b-4) 第4話 『懐かしい密室』 (英語表記 : The Third Locked Room )
(b-4分) 日本を代表するミステリー作家「辻井康夫(つじい・やすお)」氏。ところが、今度の小説では、その通りのそっくりな状況下で彼の身の周りも状況が進行する。1、2回と進んで、いよいよ解決策という第3回目が近づいてきた。仕事場でもある『白岡山の麓 ログキャビン』に閉じこもる作家。今か今かと待つ出版社の4人の編集者たちもそこへ来ていた。そこへ、まさかの消失現象? ファンの1人でもある黒星警部も原稿が気になる(何せ、謎解きが書いてあるので、それを披露すれば自分の手柄!)・・・ 心配そうに覗(のぞ)き込んだ竹内刑事は『あるひらめき』を感じる!
(b-5) 第5話 『脇本陣(わきほんじん)殺人事件』 (英語表記 : The Perfect Locked Room)
(冒頭には『脇本陣(わきほんじん)』の説明があります。基本的には「本陣だけに宿泊できないときに予備にあてた宿舎」のようですが、大名などでは違っているかも知れず、本書の説明をご覧ください)
(b-5分) 雪一面の真っ白な広大な土地・・そこには『母屋(おもや)』と『離(はな)れ』があった。昨夜その離れには「宮地健(みやじ・けん)」と花嫁「一本柳家の寛子(いっぽんやなぎ・ひろこ)」がいたのだ。・・・が翌朝、事件が。やってきた黒星警部はちょうど泊まっていた「奥山京介(おくやま・きょうすけ)」らの証言を元に謎の解明にあたる(水車と琴線のトリック、刀も飛ぶかぁ・・・いやいや、違った・・・え〜となんだっけ?、『雪』は昨夜9時から今朝深夜2時・・・足跡は・・・ふむふむ・・部屋は・・なんだと! 密室ではないか・・・! 日和警部って誰? おえりゃあせんのぉ〜、もう〜。え〜と、おぎしま、にしざき、あわしま、ないとう、さとうK? 刀じゃなくて槍をつかわんかあ! 三匹の侍・・・! 誰じゃ、ほんまに〜! 金田一さ〜〜ん! )。
(b-6) 第6話 『不透明な密室』 (英語表記 : Invisible Man)
(b-6分) 8月15日・・・お盆である。ラジオからは地元からの出場でわく高校野球実況。そこに起こった「密室殺人」。屈強な男のはずの「清川組」の社長『清川誠蔵(きよかわ・せいぞう)』が社の執務室で死体となって発見される。殺害現場は「10畳ほどの洋間で、内側から掛け金が差し込まれたサッシ窓と錠とチェーンのかかったもう1つの出入り口・・・中央に応接セット、右の壁に書類やファイルの入った棚、木製のライティング・デスク」という微動だにしない密室構造。そして凶器は「ナイフ」・・・容疑者はスナックで喧嘩していた「細田建設」の社長『細田大作』。2人は白岡町の『町民センター』の工事を請け負うライバル社の代表だった。さらに、清川の家族がいた・・・認知症の母親、妻、長男たちである。
(b-7) 第7話 『天外消失事件』 (英語表記 : The Locked Room in the Air)
(タイトルの『天外(てんがい)』とは「はるかな空のかなた」の意。多分、白岡山のロープウェイからのイメージかなと? 埼玉県で検索すると『宝登山(ほどさん) ロープウェイ』や『狭山スキー場 リフト』などがありましたが、本作のモデルはどこ? こんなアベック・リフトはどこに?)
(b-7分) 『月刊 旅の旅上』の編集長から来月号の企画として『白岡山 アベック・リフト(カプセルに覆われた2人掛けのリフト: 定員4名)やハイキング・コース』を1人で取材して来るように命じられた「沢田五郎(さわだ・ごろう)」は春休みの中の4/1朝出かけた。一方、リフトの乗客係の仕事についていた係員の「愛川勤(あいかわ・つとむ)」は、ホームに降りてきたリフトの中から飛び出してくる女性を受け止めた・・・だが、彼女はぐったりして・・・。そして(さっきまで外側からしか絶対に開けられない密室状態だった)リフトの中を見た! リフトの中は赤い血で・・・だか、凶器も人も・・・ない! (えっ? 消えた?)
(これで、『7つの棺』は全てです)
[C] 本作の7つの短編を通じて レギュラー陣 〜 (JDCはジョン・ディクスン・カーの略です) 各話に出てなくとも表記 (採番は③)
(埼玉県春日部の白岡警察署の捜査1係の関係者たちが登場します)
③-1 捜査1係の警部。38才独身。ミステリー小説(特に、密室もの)が大好きであるためか、推理はすばらしいが少しついていなかったのか『肝心要(かんじんかなめ)なところで・・・』らしく、かって『迷宮警部』とも言われエリート・コースからはずれてきた男。だが現状は自分の実力にマッチしていないのでさっさと出世したいと強く願う。読み方は「くろぼし」ではなくて「くろほし」だと言う場面もある。 : 黒星光(くろほし・ひかる)
③-2 黒星の部下、痩せていて背の高い若手(25才)の新米刑事。時々、黒星にツッコミを入れるが逆に叱(しか)られている : 竹内正浩(たけうち・まさひろ)
③-3 鑑識班 : ?
③-4 監察医 : 倉沢
[D] 7つの作品のおのおのの登場人物 (採番は④〜) (?は不明などの場合で、犯人とはかぎりません) (JDCはジョン・ディクスン・カーの略です)
(d-1) 第1話 『密室の王者(No Smoking in the Locked Room)』 登場人物
(本作中に説明のセリフが出てきますが・・・お相撲が関係しているので、英文タイトルはSmoking・・・! 『the Locked Room』は「密室」のことです)
(白岡で毎年開催されている東西の商店会共催『町民相撲大会(場所 : 白岡町体育館)』での優勝決定戦の2人の力士とその関係者)
④-1 [東]時任山(ときとうやま) 白岡東口商店会の若草団子店の若主人『団子屋のケンちゃん』身長175cm、体重100kgの巨漢 : 時任健一(ときとう・けんいち)
④-2 [西]鶴乃海(つるのうみ) 白岡西口商店会の青年会長で佐藤クリーニング店の主人、四股名(しこな)は頭の状態から。身長180cm、体重90kgだが筋肉質。 時任山との過去の対戦成績は4勝1敗: 佐藤博(さとう・ひろし)
④-3 行司 : 白岡北高校の体育教師
④-4 東口商店会主催の祝勝パーティに出席した 時任健一の応援者たち : 5人ほど(名前は省略)
④-5 2つのグループが動き出したことを目撃していた東口商店会の1人 : 伊東一郎(いとう・いちろう)
④-6 初老の体育館管理人(カギを持つ。もう1つのカギは町内会の会長が持つ) : ?
(d-2) 第2話 『ディクスン・カーを読んだ男たち』 (英語表記 : The Locked Room without keyholes) 登場人物
④-20 総合衣料メーカーとして財を築いた立志伝中の人、岡泉に屋敷を有する富豪 : 風見明(かざみ・あきら)
④-21 JDCのファン。風見明の孫(まご) : 世田猛(せた・たけし)
④-22 風見明の姪(めい)。黒星警部に電話した、20代後半とみられる色白の美人 : 風見友子(かざみ・ともこ)
④-23 風見明(かざみ・あきら)の娘で 猛(たけし)の母親。若い時に男と駆け落ちしていた : ?
(d-3) 第3話 『ヤクザな密室』 (英語表記 : The Locked Room Is Dead) 登場人物
④-30 『山田組』組長 55才 : 山田吉三(やまだ・きちぞう)
④-31 『山田組』若頭 : 立花英夫(たちばな・ひでお)
④-32 午後9時頃、近くの『八幡神社(はちまんじんじゃ)』境内(けいだい)で『(原宿・竹下通りで孫娘が買ってきた?)藁人形(わら・にんぎょう)』で『三和会』を呪う執念を見せる『山田組』前組長の妻。 姐(あね)さん :
④-33 『山田組』と敵対関係にある『三和会』組長 元山田組・組長代理 : 三和蔵之介(さんわ・くらのすけ)
④-34 『山田組』若頭 : 村田良二(むらた・りょうじ)
(d-4) 第4話 『懐かしい密室』 (英語表記 : The Third Locked Room ) 登場人物
④-40 新作『密室の富豪警部』執筆中の日本を代表するミステリー作家 : 辻井康夫(つじい・やすお)
④-41 「月刊ミステリー」編集者 20代後半 : 佐川信彦(さがわ・のぶひこ)
④-42 「小説SF 密室の富豪警部」担当の編集者 40代後半ば、中肉中背 : 谷山明(たにやま・あきら)
④-43 「慎重社」編集者 : 宮本和雄(みやもと・かずお)
④-44 「幻影社」編集者 : 中尾一郎(なかお・いちろう)
(d-5) 第5話 『脇本陣殺陣事件』 (英語表記 : The Perfect Locked Room) 登場人物
(ちなみに、横溝正史の『本陣殺陣事件(ほんじんさつじんじけん)』に登場するのは「一柳家(いちやなぎけ)」と「久保家」です)
(白岡に屋敷を構える「一本柳家」)
④-50 先代の未亡人、70才。最近身体は弱っているらしい : フサ子
④-51 その娘、37才、美人で独身 : 寛子(ひろこ)
④-52 先代の時から住み込みで雑用もやっている爺さん、76才 : 源爺(げん・じい)
④-53 以前に出奔(しゅっぽん)していた長男(寛子の兄) : 太郎
(最近、やってくる怪しい男とその関係者)
④-54 昔、一本柳家で小作だったが、飛び出して今はお金持ちになった男 : 宮地健(みやじ・けん)
④-54-2 その長男夫婦 : 正一(しょういち)・(妻は?)
④-54-3 その長女 : 悦子(えつこ)
④-54-4 その叔父という怪しげな男 : ?
(ある作家とその関係者など)
④-55-1 作家 : 奥山京介(おくやま・きょうすけ)
④-55-2 その妻 : 文子(ふみこ)
④-55-3 奥山が朝の散歩中に寄る喫茶店『ジュン』のマスター : ?
④-56 その喫茶店に現れた謎の男 : ?
(d-6) 第6話 『不透明な密室』 (英語表記 : Invisible Man) 登場人物
④-60 島崎部長に便宜(べんぎ)を図ってもらって、町民センターの工事を請け負うことになった 「清川組」の社長 屈強な身体をしている : 清川誠蔵(きよかわ・せいぞう)
④-60-2 清川誠蔵の母親 80才過ぎくらいか。認知症である : ハナ(大奥さん)
④-60-3 同、妻 40代半ば : 道江(みちえ)
④-60-4 同、息子 お盆でたまたま実家に帰ってきてたロック・ミュージシャンの卵ふうの20才くらいの若者 : 太郎
④-60-5 同組、専務 : 高橋庄吉(たかはし・しょうきち)
④-61 「清川組」のライバル社で、町民センターの工事を請け負いたかった白岡町に古くからある土建会社「細田建設」の社長、50才くらい、頭は禿げて小柄 : 細田大作
④-62 白丘駅前広場の裏手の『バー 紫苑(しおん)』のママ(清川の愛人らしい?) : ?
④-63 白岡町の建設部長 : 島崎清司(しまざき・せいじ)
(d-7) 第7話 『天外消失事件』 (英語表記 : The Locked Room in the Air) 登場人物
④-70 『月刊 旅の旅上』 編集部の東京からの取材担当記者 : 沢田五郎(さわだ・ごろう)
⑤-70-2 同、元気いっぱいの同僚女性 : 河島ゆかり
⑤-70-3 同、編集長 : ?
(アベック・リフトの係員たち。時間によって勤務内容は変化する 〜 山麓(さんろく)駅員、料金の精算や山上駅との事務連絡などをする事務係、改札係、駅構内の乗車係と降車係。これらの仕事を時間によって交代しつつ進める)
⑤-74 係員たち : 愛川勤(あいかわ・つとむ)、伊藤(いとう)、並木(なみき)、太田(おおた)
(事件の関係者)
⑤-75-1 愛川が受け止めた「リフトの中から出てきた、被害者の女性(身長158cmくらい、白いスカートにクリーム色のジャケット) 」、南青山に住むデザイナー 、32才 : 岩本清美(いわもと・きよみ)
⑤-75-2 被害者の夫 : 岩本貴司(いわもと・たかし)
⑤-75-3 被害者と付き合っている男性 (編集プロダクション社長 ): 吉崎弘(よしざき・ひろし)
⑤-75-4 その妻 : 吉崎京子(よしざき・きょうこ)
⑤-75-5 岩本貴司の知り合いの女性 : ?
(目撃情報)
⑤-79-1 リフトの係員、沢田が目撃した「(リフトに乗って女に)ナイフを持った30代半ば、白いポロシャツの男」 : ?
⑤-79-2 リフトの係員、太田が目撃した「乗る前に激しく言い争いをしていたリフトに乗った、男女2人 男がナイフと言ったような・・・」 : ?
⑤-79-3 リフトに乗った、編集部の沢田と河島ゆかりが目撃した下りリフト内の男女 : ?
[E] 本作で登場する、ジョン・ディクスン・カーの小説 (順不同)
おおよそ順不同 ()内は本作の章番号
⑥-1 『Panic in Box C(「仮面劇場の殺人」)』 (2)
⑥-2 『The House at Satan's Elbow(「悪魔のひじの家」)』 (2)
⑥-3 『帽子蒐集狂事件(The Mad Hatter Mystery)』 (2)
⑥-4 『テニスコートの殺人(The Problem of the Wire Cage )』 (2) (本書では「テニスコートの謎」とされている。)
⑥-5 『五つの箱の死(Death in Five Boxes)』 (2)
⑥-6 『毒のたわむれ(Poison in Jest)』 (2)
⑥-7 『蝋人形館の殺人(The Corpse in the Waxworks)』 (2)
⑥-8 『四つの凶器(The Four False Weapons)』 (2) (本作では「四つの兇器」となっている)
⑥-9 『剣の八(The Eight of Swords)』 (2)
⑥-10 『Till Death Do Us Part (死が二人を別つまで)(別訳 毒殺魔)』 (2)
⑥-11 『The Plague Court Murders (プレーグコートの殺人 または黒死荘の殺陣)(別訳 毒殺魔)』 (2)
⑥-12 『三つの棺(The Three Coffins)』 (2) 本作の『7つの棺』の元ねたと思われる。
⑥-13 『夜歩く(It Walks by Night)』 (2)
⑥-14 『血に飢えた悪鬼( The Hungry Goblin)』 (2)
⑥-15 『ビロードの悪魔(The Devil in Velvet)』 (2)
⑥-16 『孔雀の羽根(The Peacock Feather Murders)』 (7)
[F] 出版情報など (⑦の連番)
⑦-1 「七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる)(The Seven Coffins Too Many Locked Room Murders) 折原一(Ichi Orihara)著 kindle版 (創元推理文庫) – 2013/3/10」
⑦-2 なお、かってTVドラマでも放送されたようです(ここではふれませんが)。
(広告)
七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫) 文庫 – 2013/3/10
以上です
では!