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reading(読書) ジョン・ディクスン・カー フェル博士 海外本格ミステリー(古典)

月明かりの闇 ジョン・ディクスン・カー著 フェル博士(23) 海外本格ミステリー小説(古典)

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「月明かりの闇」〜 ジョン・ディクスン・カー著 フェル博士(23)

[A] 「Kindle (含むUnlimited)」で読むJDC 〜 超ミニあらすじ〜多少、文章は時間軸も含めアレンジしております   フェル博士(23) 

本作でフェル博士シリーズは完了です(ただし、kindle版があらたに発行された場合はそれらは別途取り扱う予定です)。なお、次回からは、同じくジョン・ディクスン・カー(JDC)の、H・M卿シリーズになる予定です。

(本作の舞台)「月明かりの闇 〜 フェル博士(23)」 :  チャールストン港のフォート・ジョンソン・ロードのはずれにあるメイナード邸からはじまります

①-1 空で何かが光った。樹々の合間から足音がやってきてその影は言った『さっきのは誰?』。現れたのは車でやってきた30才くらいの若手弁護士の1人「ヤンシー・ビール」。『わかるだろ、マッジ?』と彼は言う。すると雷がなった。そこへ今度はもう1人の人物がやってきた。グレイのスーツを着た男性。彼こそはマッジの父親でこの屋敷の当主「ヘンリー・メイナード」氏その人だ。また空がゴロゴロ言った。彼も尋ねた『さっきいたのは君かね? ヤンシー』(彼はマッジを見、彼女は目をそらした・・・)。

①-2 車の中でアランは、ヘンリー氏の隠された内的気性に触れつつカミラの事をフェル博士に話した。あの時カミラは動揺して『リッチモンドから帰ってきた土曜日の朝には、ヘンリーはまるで別人だったし、みんなはまだ屋敷に残るよう言われた』と。これは何の予兆? 1685年頃のメイナード家最初の当主リチャードから始まる『あのおぞましい血の因縁』が何かを呼び寄せるのでしょうか? 海賊の亡霊・・・トマホークの一撃・・・それとも、ビッグ・ナット・スキー・・・? フェル博士はのどの渇きを訴えた。

アラン運転の車に乗せてもらって移動するフェル博士3人

①-3  初めからパーティに参加していたのは、ホスト役のヘンリー・メイナード氏以外では、「(母親は生まれてまもなく亡くした)彼の娘 マッジ」。「魅力的な算数の女性教師 カミラ・ブルース」、「新聞社ゴライアス・センティネル紙の元オーナー兼編集者 ミスター・ロバート・クランドール」、「南部出身の若き弁護士 ヤンシー・ビール」と「北部出身のハートフォード法律事務所の若き弁護士リプトン・ヒルボロ」という2人の駆け出し弁護士たち。そしてよく屋敷にいる「(ユグノー教徒の末裔と結婚していたが今では)まだ若い未亡人  ヴァレリー・ヒューレット」と「若い医師 マーク・シェルダン」たち。そしてここにアランとフェル博士が加わる予定なのだった。

①-4 フェル博士を乗せたアランの車が到着したチャールストンのホテル『(キングストリートとカルフーン・ストリートの角にある)フランシス・マリオン(The Francis Marion Hotel)』では、カミラとがっしりとした男が待っていた。驚くアラン。「メイナード邸で何か面倒なことでも?」。そのがっしりとした男「チャールストン郡警察の警部 アッシュクロフト」は丁重(ていちょう)にフェル博士に応えた「案山子(かかし)が・・・」。

[B] 本作の主な登場人物  (書籍によっては、登場人物の名前に多少の違いがあることもあります)  (採番②と③)

以下、おおまかな登場シーン別くらいにグループ分しておりますが、あまり深い意味はありません

マッジ登場の場面

(メイナードの屋敷の人たちとその関係者)

②-1  現在のメイナード邸の当主 : ヘンリー・メイナード

②-2  子供を産んですぐ他界してしまった : メイナード夫人

②-3  フランス生まれでNYとコネティカットで育った(母親は生まれてまもなく亡くしたが)男はみんな惹きつけてしまいそうなほどセクシーな当主ヘンリーの娘(おおよそ27才) : マッジ

②-4  南部出身の若き弁護士  :   ヤンシー・ビール

②-5  北部出身のハートフォード法律事務所の若き弁護士 : リプトン・ヒルボロ

②-6  同、魅力的な算数の女性教師 : カミラ・ブルース

②-7  ヘンリー・メイナード卿の友人で、『新聞社ゴライアス・センティネル紙』の元オーナー兼編集者 : ミスター・ロバート・クランドール

②-8  同じく友人で、(ユグノー教徒の末裔と結婚していたが、今では)まだ若い未亡人む : ヴァレリー・ヒューレット

②-9  カミラに好意を持つ、同じく友人で、かつ、フェル博士の友人の多少芸術家肌のサウス・カロライナ州ピアリスのキングス・カレッジの講師(文学と歴史) : アラン・グランサム

フェル博士は主にアラン運転の車
インペリアル・コンバーティブルに乗せてもらって移動

②-10 チャールストンにいる若い医師 :マーク・シェルダン

②-11 3月に亡くなったマッジの伯父 : ディック

②-20 現メイナード邸の執事 : ジョージ・ダイソン

②-21  現メイナード邸の3人の女中 : シルヴィア、ジュディス、ウィニー・メイ

②-22 屋敷の料理人 : ベン・ジョーンズ

②-23 マッジを往診に来た医師 : ウィックフィールド

(その他の関係者)

②-12a 『呪われたメイナード家』その1 ・・・1685年頃「初代当主 リチャード」

②-13a  1685年頃「メイナード家の初代当主 リチャード」と因縁があった、海賊やインディアンとの関係を吹聴していた悪質なならず者 : ナサニエル(ビッグ・ナット)・スキーン

②-12b 『呪われたメイナード家』その2 ・・・南軍の武装快速船の一隻『パルメット号』を指揮し、北部連邦軍の通商に大打撃を与えつづけていた1867年頃の当主 :  ルーク提督

なくなったトマポーク

(捜査の関係者)

④-90 チャールストン郡警察の警部 :  ジョシーファス(ジョー)・アッシュクロフト

④-91 チャールストン郡警察の部長刑事 :  ダックワース

④-92 チャールストン郡警察のアンティーク家具が趣味の警察官 :  ジェリー・ウエクスフォード

④-98 フェル博士とも親しいロンドン警視庁の元総監 : ハドリー

④-99 (今回は、キングス・カレッジの講師アラン・グランサムと一緒に ヘンリー・メイナード邸へやってくることになった) ギデオン・フェル博士

[C] 本作について

⑥-1 原題は「Dark of the Moon」。本作は他の作品と多少趣きを変えていて始まりの方はとくにイギリスを舞台、というよりアメリカの南北戦争の話も出てきます。

⑥-2 舞台は英国国王チャールズ2世にちなんで名付けられた「チャールストン(Charleston)」。「アシュリー」と「クーパー」の2つの川、『要塞』跡のある歴史と英雄の港の公園、パステルカラーの街並み、教会の塔、川を渡る観光船・・・現在観光地としても人気の場所だそうです。

パステルカラーの街並み

⑥-3 「月明かりの闇 フェル博士最後の事件(Dark of the Moon) Kindle版」、ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)著 (早川書房 田口俊樹訳) 。

[E] フェル博士シリーズ

⑦-1 ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)」の人気作品には、いろいろな主人公(探偵役)が登場します。「アンリ・バンコラン(Henri Bencolin)予審判事」、「ギディオン・フェル(Gideon Fell)博士」、「警視総監直属D3課長マーチ大佐(Colonel March)、主に短編で登場」などです。事件が不可能犯罪や密室の場合は、時に「誰がやったか?」よりも「どのようにしてそれらがなされたか?」に重点が置かれる場合があります。

⑦-2 一方、別名義のカーター・ディクスン(Carter Dickson)で発表した作品では、「通称H・Mこと、ヘンリー・メリヴェール卿(Sir Henry Merrivale)」が主に活躍し、その彼が登場する長編第1作目は「プレーグ・コートの殺人(The Plague Court Murders)」ですが、こちらも人気の主人公です。このHMが主人公の場合も、フェル博士登場と同様に、事件が不可能犯罪や密室の場合は、時に「誰がやったか?」よりも「どのようにしてそれらがなされたか?」に重点が置かれる場合があります。

⑦-3 現在、このブログでは、『フェル博士』の作品の記事をまず順に続けております。その時点で「Kindle (含むUnlimited)」の本が出ていないなどの事情があれば、記事の枠だけ作ってスキップして次の作品に進み、後でKindle版が出てきた場合は、順番は後になりますが、いつか記事にする予定ではいます。別途、その際に新訳本などがあればそちらを読むこともあるかもしれません。

(JDC フェル博士シリーズのラスト23 月明かりの闇 〜 完了)

なお、次回からは、同じくジョン・ディクスン・カー(JDC)の別名義カーター・ディクスン(Carter Dickson)の、H・M卿シリーズになる予定です。

ではまた!

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