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実践 コード進行 (10) Logicで楽曲制作 45

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和音の響き (すみません、連番はダブりました--コード進行10と45)

[A] コード(和音)の基礎 の 3和音のまとめの2つめ

YouTube動画タイトル :  「 実践 コード進行 ( Logic)     134 」

(2)動画のBGMは、Logic Pro Xでの音源での和音のところ以外は、SoundCloudへすでにアップしてYouTube動画にもしている曲「JC41 」を MP3で使用しています。「YouTube オーディオ ライブラリー」は今回使用していません。

[B]  いままでの簡単な「おさらい」〜 音階上にできた7つのコード、すなわち、『ダイアトニック・コード』と、その働きについて

① 前回までで進めてきました『ダイアトニック・コード』を少しだけ復習すると、『ダイアトニックコード』とは『そのキーの主音から始まるダイアトニック・スケールから、[ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ]の音階』から『作られているコード』のこと、と言うことになりました。

①-2 ですから、例えば、ハ長調(Cメジャーキー)の場合だと、『ダイアトニック・スケール』は「Cメジャースケール」と同じで「C-D-E-F-G-A-B」となります。そして、この「C-D-E-F-G-A-B」のおのおの、例えば「C」の上に3つ重ねて3和音(「ド・ミ・ソ」、「レ・ファ・ラ」、「ミ・ソ・シ」・・・と、以下同様に)を作っていきました。これを1つ(C-D-E-F-G-A-Bの1つ)ずつ3和音を作るところまで行いました。さらに1つ重ねて4つ重ねると『4和音』になります。まずは「Cメジャースケール(ハ長調)」は、シャープ(♯)もフラット(♭)もついていない基本中の基本で、しかも、他に応用できます。

①-3 次におこなったのが、できたコードに番号を左から「I- II- III- IV- V- VI- VII」とつけ、コードの種類を考慮に入れれば「C-Dm-Em-F-G-Am-Bm♭5」という形になり、それらの照応を見てみれば、「II とIIIと VI」が「マイナー・コード」、「VII」番目がちょっと特殊な「マイナー・フラット・ファイブ・コード(ディミニッシュ・コード)」というカテゴリーで、残りの「IとIVと V」が「メジャー・コード」となっていました。それで、この『音階上にできた7つのコード』を『ダイアトニック・コード』と言うことでした。

①-4 そして、「C-Dm-Em-F-G-Am-Bm♭5」という形から逆に照応して「I- II- III- IV- V- VI- VII」に、同様に「コードの種類」をつけたら「I- IIm- IIIm- IV- V- VIm- VIIm♭5」となり、これが『和音 の度数表記(ディグリー・ネーム、Degree Name)』などと説明されています。ディグリーは「度数」、ネーム「名前」ですが「ディグリー・ネーム」は「度数表記」と言われているようですので、そう書いておきます。

①-5 ということで、今までの記事においては『4和音』(4和音だけではないのですが)をさておいて、ダイアトニックコード上に『3和音』を作る、ということを中心にしてきました。しかも、Cメジャー・スケーだけにしていました。

①-6 この音階上にできる『7つのコード』は、例えば、「Cメジャースケール(ハ長調)」上というように、あるキーの中では『それぞれ異なった働き』を担(にな)っています。それらは、おのおの色や香りのように少し異なっているというのです。その1つが次項以降で出てまいります、『主要3和音』といった話につながっていきます。

[C]  カデンツ 〜  コード進行を作る上での基本  そして 『トニック・コード』、『ドミナント・コード』、『サブドミナント・コード』へ

   

②-1 さて、『コード(Chord)の進行の基本』においては、少し昔(一説には、バロック時代の後半〜モーツァルトやベートーベンの古典派の間)に確立されたのではと言われている、いくつかのルールがあります。

②-2 そのルールの中では、例えば、起承転結の様式をもつ『カデンツ(ド語でKadenz)、もしくは、カデンツァ(イタリア語でcadenza)』と呼ばれるような、もともとは1つの区切りという『文章でいうところの段落』に近い『和音進行の終止形』を表す言葉または進行のことを、そしてさらに、『解決』という『不安定な響き』から『安定したそれ』に進む表現のことを聞いたことがありませんでしょうか? 

②-3 中々、文章としてはむずかしいですが、ルールですからパターンと考えれば、初級編として、まずはいくつか覚えておけばということで(どういうこと?)、この『カデンツ』の中でも特に有名な『重要な3種類のコード』を学んでいきたいと思います。

②-4 その『カデンツ』の中で『重要な3種類のコード』とは、『トニック・コード』、『ドミナント・コード』、『サブドミナント・コード』の3つです。これらには通常、TDSやI-IV-Vなどの略した記号がよく用いられています。

[C]  『スリーコード(主要3和音)』  〜  カデンツの中での[コード進行を作る上での重要な3種類のコード]

③-1 ということで、今見てきたように、この音階上にできる『7つのコード』は、例えば、「Cメジャースケール(ハ長調)」上というように、あるキーの中では『それぞれ異なった働き』を担(にな)っています。

③-2 その音階上にできる『7つのコード』の中で、重要なコードを『3コード(主要3和音)』といいます。

③-3 この『主要3和音(3コード)』とは、『トニック・コード(T)』・『ドミナント・コード(D)』・『サブドミナント・コード(S)』で、上の①-4で見てきたように和音記号では『I(1番目)』・『V(5番目)』・『IV(4番目)』です。今までの一覧表に書き加えれば、下記の画像のようになります(赤紫、黄色、緑の囲み四角線)。

[D]  『トニック・コード(略号「T」)』  〜  [コード進行を作る上での重要な3種類のコード]の1つめ

④-1  まずは、『トニック・コード』と呼ばれているものは一体どういうもので、略した記号表記やら特性などをみていきます。(ちなみに、この記事内においては、基本的に今まで通り、Cメジャー・スケールでの話を前提としています)。(下の画像の赤紫の囲み線)。

④-2 『トニック・コード』とは、音階の第1音(主音)上にできる和音のことで、『主和音』とも言います。響きは明るく安定感の代表である、メジャー・コードです。Cメジャー・スケールでの話を前提としているのですが、曲の開始と終了には、このトニック・コードがほとんどと言ってよいくらい使われているそうです。

④-3  『トニック・コード(Tonic  Chord)』は、その略した記号の表記で言えば、[略号「T」、 和音記号「I」、『主和音』、Cメジャー・スケールではドレミ) ] です。

④-4 Cメジャーのトニックは基本的に[C=I、 CM7=IM7]です。そしてさらに、3和音に6度も加えた[ C6=I6]もトニックの仲間に入れるそうなので、したがって、合わせて[C、C6、CM7]がトニック(T)になります。これらを和音記号で示すと[I、I6、IM7]となります。ちなみに、シックス・コードとは3和音に長6度の音を加えたコードのことを言うので、メジャー・コードにおいてはメジャー・シックス・コードとなり、ルート名のアルファベットCに6を付加して表します ]

④-5   コード進行という観点から見れば、トニックは他のどのコードにも進むことができるとされています。

④-6 まとめると、曲のはじめと終わりにほとんど使われるだけでなく、どのコードにも進むことができ、Cメジャーでは[C、CM7、C6]、和音記号では[I、IM7、I6]であり、安定感があり明るい響きのものである、ということになります。

[E]  『ドミナント・コード(D)』

⑤-1  続いて、『3コード(主要3和音)』の2つ目『ドミナント・コード』です。音階の第5音上にできる和音のことで、『属(ぞく)和音』とも言います。

⑤-2 和音記号「V」、略号「D」、『属和音』、Cメジャー・スケールではソシレ)』です。さらにVに7度(7th)の音を足したコードの「V7(ソシレファ)、CではG7」もよく使われます。(下の画像の緑色の囲み線)。

⑤-3 この『ドミナント・コード』は動的であるが不安定なゆえに、トニックの安定に進みたくなるという特性を持つと言われています。この「トニックに強くひかれる特性」は、7度を加えた『ドミナント・セブンス・コード(V7)』では、さらに強化されると言われています。これは『3全音(トライトーン)』の影響だと言われています。

⑤-4 このように、ドミナントはトニックへと進みます。この「ドミナントがトニックへ進んで安定しようとする動き」は『ドミナント・モーション』と言われ、曲の終わりなどで用いられる際には、これを『ドミナント終始』と言います。

⑤-5  Cメジャーのドミナントは、[G、 G7]です。和音記号では[V、V7]。ドミナントはトニックへ進行します。ドミナントの略号「D」と混ぜちゃわないようにしたいです。

[F]  『サブドミナント・コード(S)』

⑥-1 3つ目の『サブドミナント・コード』は、、音階の第4音上にできるコードで『下属(かぞく)和音』とも言います。和音記号「IV」、略号「F」、『下属和音』、Cメジャー・スケールではファラド)』です。(下の画像の黄色囲み線)。

⑥-2 『サブドミナント・コード』は、その前のコードをさらに発展させ味わいや表現や香りを豊かにし、次へと渡す特性を持ちます。これも「明るい響き」とされています。

⑥-3 つまり、ドミナントを導いて『ドミナント終止』を強める特性を持ち(『ドミナント終始サブドミナントからトニックに進んでから終止すること』もあります)、あるいは、そのまま『トニック』に進む場合もある(『サブドミナント終止』)。言ってみれば、『サブドミナント・コード』は、トニックでもドミナントにでもどちらにでも進むことができるコードということになります。

⑥-4 Cメジャーでは、[F、 FM7]、さらに、[F6 (3和音に6度を重ねたもの、トニック・コードの項を参照)]もサブドミナント・コードの1つです。繰り返しますと、[F、 FM7、F6]です。和音記号では[IV、IVM7、IV6]。

[G]  まとめ 〜 その音階上にできる『7つのコード』の中で、重要なコードを『3コード(主要3和音)』という

⑦-1 以上『3コード(主要3和音)』、すなわち、3つ『トニック・コード、ドミナント・コード、サブドミナント・コード』について述べてまいりました。その特性は少しずつ違っていて、曲の進行に影響を与える響きの違いを持っていそうだという感じがしました。(いつものように、Cメジャー・スケールを前提とさせていただいております)。

⑦-2 また、『トニック』は、ドミナントまたはサブドミナントのどちらにでもにでも進める。『サブドミナント』もまたトニックでもドミナントのどちらでも進める。けれども『ドミナント』は、トニックにしか進めないという、この3つにおけるコード進行の基本的なルールみたいなものがあることがわかってまいりました。これらの違いは実際に何度も楽器で弾いたり、PCではDAWなどを使って何度もということで身につけていくしかないようでございます。この後は次回以降の記事へと考えております。

⑦-3 これからはここの記事においては、これら3つ『トニック、ドミナント、サブドミト』の各コード』は、それぞれ略と和音記号でいえば、(a)トニックは  T(I) (b)ドミナントは D(V)  (c)サブドミナントは S(IV)となっているので、今後は基本的にここの記事内では、簡単な表記の『T (I)』、『D (V)』、『S (IV)』などとさせていただきます(もちろん、特に記述が必要と考えられる場合は『トニック・コード』などとします)。

今回は以上です。では!  

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