和音の響き
[A] コード(和音)の基礎 の 3和音のまとめの2つめ
YouTube動画タイトル : 実践 コード進行 ( Logic) 124
(2)動画のBGMは、Logic Pro Xでの音源での和音のところ以外は、SoundCloudへすでにアップしてYouTube動画にもしている曲「JC33 」を MP3で使用しています。「YouTube オーディオ ライブラリー」は今回使用していません。
[B] どうしてこうなる? 『3和音』の基礎 〜 度数と和音記号を学ぶ
① 「ハ長調の音階(Cメジャースケール)」の上に、『3和音』を作っていくとできる『ハ長調のダイアトニック・コード』は、下記の画像のようになるのだが、(赤枠の囲みの中の話なのだが)、ドからシの上にそれぞれ同じように3和音を重ねて作っているのに、どうしてこうなるのだろう?
② 前の記事にも書きましたが、同じ高さの2つの音の間の度数は「1度」、ドから高いドまでの音程は「8度」音程で、8度のことを「オクターヴ(もしくは、オクターブ、octave)」という。それで、「1オクターヴ」を12等分したものが『半音』、半音x2つで『全音』となっている。
③-1 そこで、「ハ長調の音階(Cメジャースケール)」の「ドレミファソラシ(ド)」上に、もう一度『3和音』を作ってみる。ギャラリー表示では2枚目のようであり、大きい画像であれば、3枚め以降にならべている。
③-2 ギャラリー表示。
③-3 『3和音』の大きい画像であれば、3枚め以降にならべている。
③-3 以上のように『3和音』をならべてみた。そこで、次の視点で考えてみる。
[C] 五線譜の間隔
⑩ よく見られるように上図のように並んだ『五線譜上』の「2つの音の間」の間隔は、『見た目は同じ間隔』に見えますが、実は「2つの音の間」の間隔は異なっているのです。それは、みなさんは既にご承知のとおり、『全音』と『半音』がここに一緒になってのっているからです。
⑪ たとえば、[Cメジャー・スケール(ハ長調の音階、Cメジャー音階)]で「ソとシの間」は「全音x2」で、「ラとドの間」は「全音x1」と「半音x1」の合計となります。したがって、『音のへただり』という観点からみれば、「ソとシの間」の方が「ラとドの間」より【広い】とも言えます。つまり、五線譜の横線の間隔は同じように見えて、実際は違う。それは『全音』と『半音』があるからだ、と言えるようです。
⑤ 西洋音楽の『全音階』は、『全音間隔x5か所』と『半音間隔x2か所』で分割した『七音の音階』だが、上述のとおり『同じ音』は「1度音程」としてカウントするため『高さの異なる同じ音に辿り着く音程が8度』としており、おそらくはラテン語『octavus』をもとに「オクターヴ」となったようです。
今までの復習 [ 前回のまとめ コード(和音)の基本」の 「キーCのMaj-Min-Aug-dim-sus4 」の遷移 採番は㊿から
㊿-1 先日、YouTube動画にした「キーCのMaj-Min-Aug-dim-sus4 」の遷移の画面を新たに作ってアップしました。
㊿-2『3和音』の「メジャー・コード」
㊿-3 『3和音』の「マイナー・コード」
㊿-4 『3和音』の「オーギュメント・コード」
㊿-5 『3和音』の「ディミニッシュ・コード」
㊿-6 『3和音』の例外的「サスフォー・コード」
㊿-7 それまでの基礎
今回は以上です。では!