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広告 reading(読書) ジョン・ディクスン・カー 海外本格ミステリー(古典)

エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件 ジョン・ディクスン・カー著 海外本格ミステリー小説(古典)

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「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」〜 ジョン・ディクスン・カー著  (本書はディクスン・カーと表紙に書かれています)

[A]  本作は「Kindle (含むUnlimited)」ではなく、出版された「文庫本」で読みました。

① ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)」の人気作品には、いろいろな主人公(探偵役)が登場します。「アンリ・バンコラン(Henri Bencolin)予審判事」、「ギディオン・フェル(Gideon Fell)博士」、「警視総監直属D3課長マーチ大佐(Colonel March)、主に短編で登場」などです。

② 一方、別名義のカーター・ディクスン(Carter Dickson)で発表した作品では、「通称H・Mこと、ヘンリー・メリヴェール卿(Sir Henry Merrivale)」が主に活躍し、その彼が登場する長編第1作目は「プレーグ・コートの殺人(The Plague Court Murders)」ですが、こちらも人気の主人公です。

③ 本作は、ジョン・ディクスン・カーの若かりし頃の野心作といってもよく、歴史上の実際に起きた事件の謎を解くという構想になっている作品です。他の作品を読んでも、その広範囲な知識の中に、本『エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件』の雰囲気がどこかにあるような気がします。実際に起きた事件を基にしていても、その『推理過程と結論』はフィクションなので、『虚実あいまった作品』ということになります。

[ B ] 本作の特徴

④ 文庫本で読んでも、結構大作で登場人物は非常に多いので、読むのは大変なミステリー小説となっています。原題は「The Murder of Sir Edmund Godfrey」で、本作の巻頭には、ジョン・ディクスン・カー自身の『謝辞』か載っています。

⑤-1 さらには、巻頭に続けて、「ダグラス・G・グリーン(Douglas G. Greene)」による『序』が載っています。ダグラス・G・グリーンはジョン・ディクスン・カーの『伝記(次の項目参照)』を出版している有名な人です。内容はカーの小説の分析やら彼の個性やら人生の『謎』を インタビューをまじえて『紐解(ひもと)いて』います。

⑤-2 ちなみに、ダグラス・G・グリーンによる本は日本語訳されて日本でも出版されており、分厚く大きめの単行本となっています。タイトルは『ジョン・ディクスン・カー―「奇蹟を解く男」(日本語) 単行本 – 1996/11/1( 原題 : THe Man Who Explained Miracles)、森英俊・西村真裕美・高田朔 訳、国書刊行会』です。

[ C ] 本作の登場人物

[本作の最初に記載されていますが、3ページに渡っていまして、あまりに多いため、数名だけに留めておきます。]

⑳-1  どうやら、判事という職務のせいか、嵐に巻き込まれてしまった感じの治安判事「エドマンド・ゴドフリー卿(Sir Edmund Godfrey)」。

⑳-2 判事のいとこで、判事の世話もしている「メアリー・ギボン夫人」。

⑳-3  判事の親友「トマス・ウィンネル」。

⑳-5  陰謀をあばかんと陛下に進言し主張し、金色のウールのかつらをかぶった「タイタス・オーツ」。

⑳-4  オーツの仲間「イズラエル・トング」。

[ D ] 本作のあらすじなど 〜 [ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章はアレンジしております] 

⑩ [今回の舞台は17世紀の王政復古の英国、そして政敵が入り混じっての混乱の状況]

(a) うわさがうわさを呼んで、街中をかけぬけていった。誰もが真実を知りたがり、誰もが耳をふさいでいたかった。ひとたび、何かの強烈な事件が起きれば、その流れを止める者がいるのだろうか?

(b) ストランド通りの「サマセット・ハウス周辺」の前を、親友「トマス・ウィンネル」と一緒に歩いた「治安判事エドマンド・ゴドフリー卿」は、その瞬間にその時が「運命の朝」のような気がした。というのは、彼は『ある秘密』を知っておりそれが命取りになるやもしれんと感じて毎日を過ごすようになっていたからだ。特に外出する時には・・・。

(c) トマス・ウィンネルは心配で、悲壮な面持ちで判事に尋ねた「本当のことを教えてください!!」、判事は「(宣誓して話したあの人物のは)偽証だ」などと話したが、それは虚しく空に消えていった。

(d) そうこうしているうちに、1678年10月12日、土曜日。家を後にした治安判事エドマンド・ゴドフリー卿は、姿を消してしまった。実は、その前日の10月11日、金曜日に自宅に届いた『問題のある手紙』は、(郵便ではなく)ある人の使いの者から直接受け取っていたがそのまま返答もしていなかった。そして、問題の土曜日、『(ある人物の)行方不明のニュース』が街中にひろがっていって・・・。

㉟ 「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件(The Murder Of Sir Edmund Godfrey)」ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)著 (創元推理文庫 岡照雄 訳)。

ではまた!

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