4人の女性暗殺者の素顔とは?
組織を引退したとたん? (傑作エンターテインメント)
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[A] 本作について (「Kindle (含むUnlimited)」で読む )
(かんたんな組織図や人物関係の図については [C]本作の主要登場人物をご覧ください)
(なお、本作はどちらかと言うと、海外本格ミステリーじゃなくて、海外アクション・エンターテインメントですが、そのまま「続き番号」で書いております)
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登場人物たちが住む環境って、どんな?
(OP-1-1) 現在60才ぐらいになって『美術館』という組織から引退した4人の女性暗殺者たちが「これからはどうする?」というところから始まる。組織の名前もほかのことも、本当の名前は使えないので、全て「美術館」関係の言葉でカムフラージュされている。この4人の女性が主人公たち。
(OP-1-2) しかし、『美術館』と呼ばれている組織は暗殺組織。その下には3つの部門とも言うべき『理事会』がある。もちろん、その3つの部門は職務が異なり、(部門を統括する)責任者も異なる。ちなみに、登場した4人の女性のいる部門は『展示』である。
3つの理事会 〜 「来歴」「入手」「展示」とは?
(OP-2-1) 3つの『理事会』の1つは『来歴』。統括しているのは「ティエリー・カラパス」。その助手(『学芸員』と呼ばれる)が「ナオミ・ヌジャイ」である。職務はいわゆる「IT部門」で情報収集にあたる。その目的は2つあり、1つは「(暗殺の)標的」となる人物の決定、2つめは『美術館』が才能ある新人の発掘。
(OP-2-2) 『理事会』の2つめは『入手』。統括は「ギュンター・パール」。助手は「マーティン・フェアブラザー」。殺害指令が出ると「(各人の正確なプロフィール、武器や移動のために必要な)備品調達」に動く。
(OP-2-3) 『理事会』の3つめは『展示』。統括しているのは「ヴァンス・ギルクリスト」。実際に「暗殺を任務」をする(本作の4人の女性のような)エージェントがいる部門。その助手は現在「空席」である。
以上が、3つの理事会「来歴」・「入手」・「展示」のかんたんな説明です。
「展示」の4人の女性暗殺担当者を 直接指導する教官役
(OP-3-1) 『美術館』創設メンバーで、ビリーたちの女性師匠 : コンスタンス・ハリデイ
(OP-3-2) 「プロジェクト・スフィンクス」とは? 組織の歴史上、最高級のグループで、メンバーは女性のみ、美術館史上初の女性暗殺者集団のこと。つまりは本作の4人の女性主人公たちのこと。訓練は「コードネームは女羊飼い コンスタンス」が行なった。女羊飼いは、最初にビリーに仕事を説明しオファーした「退役した 英国陸軍少佐 リチャード・ハリデイ」の姉である。
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(これは kindle用ではありませんので、ご注意ください)
(つづきは、この記事の下の[B]の「ネタばれなしのミニあらすじ」をご覧ください)
①-1 アメリカ人の女性作家、この本の著者の『ディアナ・レイバーン (Deanna Raybourn)』さんについては、『MWA(Mystery Writers of America アメリカ探偵作家クラブ または アメリカ推理作家クラブ)賞』候補作の著者との内容です。今まで主に、歴史フィクション、歴史ミステリーといった過去に焦点を当てる小説ジャンルを書いてきたそうで、今回初めて「現在」が舞台の小説のようです。ちなみに、『MWA賞』はルース・レンデル(1975)、ローレンス・ブロック(1985)、ドナルド・E・ウェストレイク(1990)など数多くの作家たちが受賞しているトップクラスのミステリー賞の1つです。
①-2 彼女の公式サイトのURLも公表されていいます(興味のある方はどうぞ! もちろん彼女自身の写真もupされています)。
著者『ディアナ・レイバーン(Deanna Raybourn)』さんのwebサイト(数点の作品が載ってます。2024/4/30現在)
URLはこちら→ https://www.deannaraybourn.com
献辞
巻頭には『Pに。・・・(後略)』と書かれています。
後書き、解説など
巻頭には 『星霜を・・・ベーオウルフ』と書かれています。(ちなみに、『ベーオウルフ』は、英文学最古の伝承の1つ「英雄ベーオウルフ(ベオウルフ、Beowulf、古英語 Bēowulf)の冒険」を語る叙事詩・・・だそうです。wikiより)
巻末には、「著者あとがき」、「(著者の)謝辞」、「解説(村上貴史 氏)」、「著訳者紹介」があります。
[B] ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は時間軸も含めアレンジしております
(いつものことですが・・・時系列やセリフや心の声などは、かなりアレンジしています)
(舞台は、飛行機内から、あちこちへ・・・旅行している感じ)
(かんたんな組織図や人物関係の図については [C]本作の主要登場人物をご覧ください)
②-1 やったあ〜! 40年近く勤め「めでたく退職」となった。何して過ごす? どこへ行く? 誰と過ごす? 新しい仕事でもする? 家庭に入る? 趣味に没入? ずっと一緒にやってきて4人の女性たちは鍛えた時からの身体を(ちょっと減少したかもしれないがそのまま)保持しつつ『(暗殺組織) 美術館』を「卒業」することになった。その4人とは「ビリー、ヘレン、メアリー・アリス(メアリーじゃだめなの?)、ナタリー」たちは、やっと自由と愛の旅路に進める。その時間は無限だ!
②-2 そう言えば、「美術館」という名の暗殺組織・・・下部組織や日常の物事も「美術館」と関係があるように設定されている。ひらたく言えば、数ヶ月の調査の後、ちゃんとした承認を得て、世のためにならぬ人を請け負って殺害する組織。「仕事」をする時は、単独ではなく、いつも4人でやってきた。チームとしても最高の技術(スキル)を持つが、それぞれはまたいろんな分野のエキスパートなのだ。バックアップしてくれる部門も優秀。安心して戦ってこれた。ハードル? こわいものはない! いや、今まではなかった。今や「60」という数字がちょっと目の前に現れたバーの高さ。超えられるかな?
②-3 そして今、彼女たち4人(ビリー、ヘレン、ナタリー、メアリー・アリス)は、カリブ海上の豪華客船の中にいた。『組織 美術館』から贈られた「あめでとう! 長い間ご苦労さん的な 退職記念クルーズ」なのだ。だが、4人は船上にいた「ある男の影」に違和感を覚えた・・・(ねえねえ、あの男、ひょっとして? 直感が危険 ! と知らせている) ・・・さよう、退職記念ではなく、「組織 美術館」は『秘密を知りすぎた、あるいは、誰かの手柄をうばった、みたいな〜理由で、私たち4人』を抹殺しようとしている! どうしてか? それはまだわからない。誰かが「うその密告」をしたのかもしれない!
②-4 かくて、海上の密室こと『豪華客船』でふと見かけた男の部屋を調べると・・・
(画像 : 下地はPixabay、文字などは「いらすとや」さんから)
[C] 本作の主要登場人物 (名前が不明などの時は「?」も使います)
(TVドラマ化の情報が入れば、書きますが・・・まだのようです)
c-1 主人公ビリー(Billie Webster)の周辺
(引退の日を迎え他、世界に害をなす者の抹殺に40年を捧げた、4人の 女性暗殺者たちとその関係者。つまり、年齢は60才ぐらいという設定)
③-1 ベテラン暗殺者 : ビリー(Billie)・ウェブスター
③-2 ビリーの盟友、同じく ベテラン暗殺者 : ヘレン(Helen)・ランドルフ
③-3 同 : メアリー・アリス(Mary Alice )・タトル
③-4 同 : ナタリー(ナット)(Natalie)・スカイラー
(途中からビリーたちに合流)
③-5 ビリーの友人 : ミンカ
③-6 メアリーのパートナー : アキコ
c-2 『美術館』理事と その関係者
③-10 ビリーたちを面接し仕事をオファーした、退役した 英国陸軍少佐 (姉はコンスタンス) : リチャード・ハリデイ
③-11 リチャードの姉。『美術館』創設メンバーで、ビリーたちの師匠で訓練をした、コード名『女羊飼い』 : コンスタンス・ハリデイ
③-12 『美術館』理事 「来歴」部門を統括する責任者 : ティエリー・カラパス
③-12-2 『美術館』理事カラパスの助手 30代、子供2人 ただいま妊娠中 : ナオミ・ヌジャイ
③-13 『美術館』理事 「入手」責任者 : ギュンター・パール
③-13-2 『美術館』理事パールの助手 30代半ばの男性 : マーティン・フェアブラザー
③-14 『美術館』理事 「展示」責任者 : ヴァンス・ギルクリスト
③-14-2 『美術館』理事 ギルクリストの助手 : 現在「空席」
c-2 『美術館』の元暗殺者たち
③-20 去年引退した、『美術館』の元暗殺者『スウィーニー』 赤毛 : チャールズ・マクスウィーン
③-21 ビリーとご同業の元「暗殺者(男性)」、ビリーとは何か個人的関係がありそうな? : クリストファー・タヴァナー
その他の登場人物
(省略いたします)
[D] 出版情報 (採番は㊿から)
㊿-1 「暗殺者たちに口紅を(Killers of a Certain Age) ディアナ・レイバーン(Deanna Raybourn)著 (創元推理文庫) 西谷かおり訳 Kindle版」。
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(kinlde版ではありませんので、ご注意ください)
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暗殺者たちに口紅を (創元推理文庫) Kindle版
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以上です
続きは次回です!