おすすめ本 (少し前から記事の構成が変わっています) 満潮に乗って アガサ・クリスティ著 〜 ポアロ(23)
[A] 「Kindle(含むUnlimited) 」で読むアガサ・クリスティ 〜 ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は時間軸も含めアレンジしております
①-1 「満潮に乗って」 〜 ポワロ(23) : [本作の舞台は、『コロネーション・クラブ』でのポーター少佐の視界に『極端に先の細いエナメル靴』が入るあたりからはじまります]
①-2 『海軍婦人従軍部隊』の任を解かれ、アフリカから帰宅した「(コードンの姉アブラの娘)リン」は、話題の中心、まだ20代だというのに「ロザリーン」が実は結婚2度目だということを知っておどろいた。しかも、その結婚の相手が「大富豪のゴードン・クロード」だとは。もうこの人と結婚するのが当然と思っていた「(コードンの甥で農場経営の)ローリイ・クロード」。だが・・・リンの心は少しゆらいだ。『お金と愛』って・・・。
①-3 ポワロ の『ホワイトヘイブン・マンション』で、執事「ジョージ」は、訪れた明るいブルーの瞳の「(ゴードン・クロードの弟で医師のライオネルの妻)ケイシイ・クロード夫人」をしっかりと観察してからポワロ に「忙しいからとお断りしましょうか?」とたずねた。なぜなら、そこには妙な空気がただよっていたからだ。案の定、マダム・クロードは「霊界やらアルファベットやらイニシャル」のことをポワロ に話しているらしい。「ロバートという名の霊からの『わらの下で』」で・・・。しかたなく相槌(あいずち)をうっていたポワロ は『わらの下で』は『アンダー・ザ・ヘイ』という暗号めいた話に、苦笑をうかべたて、ベルギーにある村ワーテルロー(ウォータールー、Waterloo)は・・・。
①-4 白髪の弁護士「ジャーミイ・クロード」は、新聞を折りたたむ。そして、部屋を出て行った。『コロネーション・クラブ』でメロン青年を近くに「ポーター少佐」は戦友「ロバート・アンダーヘイ」を思い出していた。ロバート・アンダーヘイのことがのちになって、再び少佐を悩ませることになろうとは、1944年のこの時には想像さえできなかった。この時には新聞に載った「ゴードン・クロード」のことの方がとても気になったからだ。
①-5 空襲があった後で、みんなのうわさ話のぬしである2人「ロザリーン」と兄の「デイヴィッド・ハンター」は、やがて2人を巻き込むことになるであろう『クロード家』の空襲よりきびしい嵐の中に入っていくことになった(だれにでもワーテルロー?)。それなら、ピンチだ・・・。
[B] お知らせ (当ブログ内には、この小説の記事に連動している『海外TVドラマ記事』あります
----お知らせ----(対応する記事がまだできていない時は、ブランクです。その時はお手数ですがしばらく経って、もう一度ご覧ください。基本的に小説が先で、TVドラマ分の記事が翌日以降(レンタルDVDなので)少し時間がたってから掲載されます)---------------
② [本作に関係する、当サイトにTVドラマシリーズでの記事がございます。レンタルDVDでご覧いただけます。]
TVドラマシリーズ記事のタイトル: 「 満潮に乗って アガサ・クリスティ著 名探偵ポアロ(23)~ 海外TVドラマ 」
記事のURL : https://gsbyjt-lottalove.com/満潮に乗って%E3%80%80アガサ・クリスティ著%E3%80%80名探偵ポ/
--------------------お知らせの終わり-------------------
[C] アガサ・クリスティとポワロシリーズ。そして、主な主人公たち(毎回登場するわけではありませんが記載してあります)について。・・・ (ここは毎回の記事内容がほぼ同じですのでスキップ可能です)。
③-1 「Kindle (含むUnlimited)」で読む、海外本格ミステリー(古典)。2020年、デビュー100周年を迎えた「アガサ・クリスティ(Agatha Christie)」がおくる「(灰色の脳細包)エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)・シリーズ)。
③-2 アガサ・クリスティーは、2020年は生誕130周年でもあったようで、雑誌などで特集されるケースも多いようです。「ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)」などと並ぶ世界有数のベストセラー作家で、「ミステリーの女王(Queen of Crimeなど)」と呼ばれ、イギリス推理作家クラブ(英国推理作家クラブ、The Detection Club)の第4代会長も務めた。
③-3 既にご存知のとおり、小説の中での「ポワロ探偵の特徴」と言えば、『ベルギー人、卵形の頭、灰色の脳細胞、緑色の眼、黒髪も口髭(ひげ)、などなど』。ものごとがきちんと整理・整頓されていないと気になってしかたがない性分のようですが、それが事件解決に役立つことも多々あります。
③-4 映画『ナイル殺人事件(Death on the Nile)』も2021年公開予定(とはいえ、最近はコロナの影響で公開予定が遅れることもあります)。主演と監督は前作『オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express 2017年公開版)』同様、ケネス・ブラナー(Sir Kenneth Branagh) のもよう。
[④ 主人公たち]
④-1 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 。
④-2 ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」。時に事件解決のヒントなどを言う。
④-3 ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon)。事件のファイルの整理整頓もきちっとしていて、ポワロ の要請があれば調査にも出かけていきます。
④-4 ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp)。なお、警部などの肩書きは小説によって出世などで変化します。ポワロ の能力を高く評価し信頼していて意見はちがってもそれはそれとしてちゃんと彼の話を聞くことが多い。
④-5 ポワロの従僕(TVドラマ版では執事)、ジョージ(George, Laverton West)。
[D] 本作について
⑤-1 原題は「Taken at the Flood」。
⑤-2 本書の冒頭の『引用(The quotation)』には、「ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)」の『ジュリアス・シーザー(4幕3場)』のブルータス(Marcus Junius Brutus)の言葉が書かれています。「おおよそ・・・潮時が・・・(中略)・・・満潮の海に(以下、略)・・・」となっています。この本を読んだことはないのですけれども。
⑥ 「満潮に乗って (クリスティー文庫) Kindle版(Taken at the Flood)」、アガサ・クリスティ(Agatha Christie)著 ( 早川書房 クリスティー文庫 恩地三保子訳)。早川書房は日本語版翻訳独占権を持っていると書かれている。
[E] 本作の超かんたんな登場人物の紹介 (書籍によっては、登場人物の名前に多少の違いがあります)
[本作では、一族の関係がややむずかしいです]
⑦-1 『海軍婦人従軍部隊』の任を解かれ、アフリカから帰宅した(コードンの姉アブラの娘) : 「リン」
⑦-2 コードンの甥で農場経営の男性 : 「ローリイ・クロード」
⑦-3 ポワロ を訪れた明るいブルーの瞳の「(ゴードン・クロードの弟で医師のライオネルの妻) : 「ケイシイ・クロード夫人」
⑦-4 戦地で「ロバート・アンダーヘイ」と親友だった男性 : 「ポーター少佐」
⑦-5 今度の再婚相手が「大富豪のゴードン・クロード」という若き女性 : 「ロザリーン」
⑦-6 「ロザリーン」の兄 : 「デイヴィッド・ハンター」
ではまた!