『鹿鼎記(ろくていき) 新版(2008年) 金庸7 海外TVドラマシリーズ
[A] [あらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版ですが、ほぼTVドラマの流れに従っています ] (採番は③から)
①-1 1936年、「ホンタイジ」が清の皇帝に即位した。彼と清に仕えてきた軍人「オーバイ」は『碧血剣』の騒ぎが終わった後、今目の前にいるのは少年「ヒョワンイエイ」がやがて皇帝になる者と知る。
①-2 出会った少年とはウマがあったし、もう仲良しの友になった。韋小宝(い ・しょうほう) は、喜びで飛んで歩きたい気分。その少年の名前は「康熙(こうき)」、別の名前はなんて言ったかな? たしか「ヒョワン・・・(まあ、いいや、今度聞こうっと)」。いや〜、それにしてもあの時は危なかったなあ、「海大富(かい・たいふ)」のおっさんがぼくのことを殺そうとするなんて。小姓の小桂子に化けたおかげで紫禁城にも入れることになったのが彼との出会いにつながるとは、運命とはわからないものだ。そして、やっぱり、少年韋小宝はニコニコしながら飛び跳ねるように前を向いて歩いた。
①-3 あれからいろいろあったな、と韋小宝(い ・しょうほう) は考えた。(オーバイかあ)。それにしても2人で過ごした日々は忘れがたい。彼は今では皇帝陛下。ぼくは武術はからきしダメだったが、頭を使うのは得意で彼には重宝された。ただ、仕事以外ではちょっと遊びすぎたかもしれん。妻という立場の女性はもう6人もいる。 どうしよう? 島にでも行って、かな? それに対清組織という「天地会」の『謎の総舵主・陳近南(ちん・きんなん)』に気に入られてしまった。どうしよう?
①-4「妻にならんか?」と言われ、双児(そうじ)は口があいたまま・・・「(うれしいけど、何人目かな?) 私はあなた様のためなら何でも決意の小間使いではございますが、私めでよろしいのでございましょうか? 」。「そうだなあ・・・」と韋小宝(い ・しょうほう) はアゴをこすりながらニヤニヤしている・・・。
[B] [ 本作の主な出演 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります] (採番は②のサブ連番)
②-1 少年、康熙(後の清の第四代皇帝) : ウォレス・チョン(鍾漢良) 、TVドラマ「(2013年版)天龍八部 、主人公役」、「モンスター・ハント(Monster Hunt、捉妖記)、豪商グー・チエンフー役」。
②-2 数奇な運命のため(揚州の花街で育った無頼の少年時代を送る)身を守ろうと宦官のふりをしているうちに、後の康熙帝の少年の頃に出会い親しくなった、 韋小宝(い ・しょうほう) : ホアン・シャオミン(黄暁明)、TVドラマ「琅琊榜(ろうやぼう)<弐>~風雲来る長林軍~(琅琊榜2、琅琊榜之風起長林)、平章(へいしょう)役」。TVドラマ「(2008年)鹿鼎記<新版> (鹿鼎记)、韋小宝役」、「封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド(封神傳奇)、『顕聖二郎真君(けんせいじろうしんくん)』楊戩(ようせん)役」、TVドラマ「神鵰俠侶(しんちょうきょうりょ)、楊過(ようか)役」。
②-3 韋小宝につかえる小間使い、双児 (そうじ) : ホー・ジュオイェ(何琢言)、TVドラマ「(2009年版)倚天屠龍記、小昭役」
②-4 鄭克塽(てい・こくそう):チャオ・ジェンユー(喬振宇)、TVドラマ「(2008年版)書剣恩仇録(原題:書劍恩仇錄)、陳家洛、福康安役」。
[C] 原作小説など
原作小説やコミックはたいてい『徳間文庫』より出ています。前者は『岡崎由美』氏が金庸シリーズの全般について翻訳・監修をされているようです。本から入る人も多いですが、私は映像化作品から入りました。
[D] 本作の基本情報 (見たのは字幕版です)
映像化は映画もふくめていろいろあります(アンディ・ラウ&トニー・レオン版TVドラマ、チャウ・シンチー版映画タイトル『ロイヤル・トランプ』など)ので、注文時には説明などをご確認ください。
⑳-1 「金庸(きんよう)」氏の武俠小説『鹿鼎記(ろくていき)』を原作とし、華誼兄弟影業投資公司と華夏視聴環球伝媒有限公司が制作・放映、2008年に放映されたTVドラマ(全50話)。作品原題は『鹿鼎记』。本作のストーリーでは歴史的にも『碧血剣』の続編という状況下であり、若干登場人物などが同じです(ドラマですから俳優さんは変わりますけれど)。 なお、本小説完成後に断筆した金庸にとっては『最後の武俠小説』ということになる。ただし、当ブログの記事の順番はちがいますので、まだ続きます。
⑳-2 主演は『神鵰俠侶(しんちょうきょうりょ)』で主人公の「楊過(ようか)」を演じました「ホアン・シャオミン(黄暁明)」です。ただ、キャラは全くちがいます。あまりに内容もキャラも違うので、ある意味、楽しめます。
以上です! では!!
[記事連番 金庸07 『鹿鼎記(ろくていき) 新版』]