お知らせと概要のみです
「赤い鎧戸のかげで」 カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カー)
[A] kindle(含Unlimited)版がまだない 〜 HM卿(21) 海外本格ミステリー小説(古典)
① このコーナーでは、HM卿の長編版を順番でご紹介していますが、『赤い鎧戸のかげで』は、現在のところ(2022年9月30日現在)kindle版はありません。したがって後日と言うことになるかもしれませんが、現在はスキップして後に進みます。(記事としては、kindle版が出た時点で、あらたな記事を起こすことになります)。今のところは、この記事についてはインフォメーションだけということにしておきます。よろしくお願いします。
[ B ] どんな感じの小説? (ネタバレなしのミニあらすじです。多少脚本しています。)
(あまり、情報はありません。本作の舞台は、H・M卿が休暇でおとずれたモロッコ)
②-1 ヨーロッパとアフリカとを線で結ぶ要衝、点としての「ザ・ロック」を近くに見て「ジブラルタル海峡」に面したモロッコの港の近くの街、「タンジェ(タンジール、Tanger)」。カーラやボンド、コスコフやウィティカーなど映画リビング・デイライツの1シーンも思い浮かぶ場所。
(Googleマップでモロッコとヨーロッパの位置関係を地図を表示)
(Googleマップでモロッコ周辺の地図を表示してみました)
(Googleマップでタンジェ(タンジール)周辺を拡大した地図を表示)
②-2 フェニキア時代からの歴史を刻(きざ)みながらなお、その並ぶ白壁の家々の屋根も映(は)える旧市街も通り、H・M卿はここで休暇を楽しんでいた。そこで偶然出会った素晴らしい女性「モーリーン・ホームズ(Maureen Holmes )」に、是非にと頼み込んで『内緒のあること』を頼むことに。H・Mは小声でささやく「な〜に、たいしたことじゃないんだ。心配いらないさ。君はただ・・・」とお願いする。
②-3 地元の管区警察局(local constabulary)で熱烈歓迎を受け、そこでもうわさになった『謎の(せっとう、強盗)団』の話を聞かされる。彼らは警察に囲まれ窮地に追い込まれても「フッ」と消えてしまうヨーロッパ中の警察泣かせの者たち。一体正体は? その後、H・Mはある2人の若いカップルと知り合う。彼らとこれから行動を共にすることも多くなるであろう。
②-4 そして問題の『iron chest (アイアン・チェスト)』、普通は、「かさばる物を入れておく鉄製の収納箱 、整理だんす、金庫みたいに4面全部サイコロ的に四角い形式)」のこと。これがなぜ話題になるのだろうか? 「あ〜〜! (わしには無理じゃ)」右っ! 左っ! H ・M卿は身体を動かしながら閃(ひらめ)いた「あっ、わかったかも知れん! それが何か!」。そんな時、H・Mに頼まれていた女性モーリーンは、あるものを探していた・・・資料! そうそんな感じのもの・・・その時・・・・彼女は悲鳴を「キャ〜〜ッ!」・・・。
[ C ] 出版情報
③-1 本作の原題は「Behind the Crimson Blind(1952)」。ちなみに、英単語「crimson」は(色が)深紅の、あかね色の。「Blind」は「(光景を見えなくする感じも加わって窓などにつける)日よけや目隠し」 のこと。
やや古い日本語訳の本の場合は、注文時にはご確認ください。
③-2-a kindle以外で出版されているのは、『赤い鎧戸のかげで 1982/6/1 ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 3-7) 恩地三保子(おんち・みおこ)訳』 (新訳版が出ることもあるので、注文の際には書店やネットの出版社などご確認ください)
③-2-b kindle以外で出版されているのは、『 赤い鎧戸のかげで 1982/6/1 (世界ミステリシリーズ〈第567〉 ハヤカワ・ポケット・ミステリー) 新書 恩地三保子訳』中身は上のと同じ感じです。 (新訳版が出ることもあるので、注文の際には書店やネットの出版社などご確認ください)
[ D ] その他
④-1 ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)」の人気作品には、個性と魅力あふれるいろいろな主人公(探偵役)たちが登場します。「アンリ・バンコラン(Henri Bencolin)予審判事」、「ギディオン・フェル(Gideon Fell)博士」、「警視総監直属D3課長マーチ大佐(Colonel March)、主に短編で登場」、弁護士パトリック・バトラー(Patrick Butler)などです。そして彼らの周りにはまたロマンティックな男女が「共演」します。
④-2 一方、別名義のカーター・ディクスン(Carter Dickson)で発表した作品では、「通称H・Mこと、ヘンリー・メリヴェール卿(Sir Henry Merrivale)」が主に活躍し、その彼が登場する長編第1作目は「プレーグ・コートの殺人(The Plague Court Murders)」ですが、こちらも人気の主人公です。
④-3 このブログでは、(ギディオン・フェル博士分が一通り済みまして)、現在H・M卿登場の長編版を順番でご紹介しています(kindle版がない場合は今回のように、基本的にskipして、のちにkindle版で出版された場合や、書店に新訳本がならんだりした場合には記事を起こすことになっています)。
(備忘録)フェル博士からの連番では44(HM卿だけで21)です。
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以上です
A済
続きは次回です!