まだkindle版がないので、簡単な紹介と「超みじかいあらすじ」などだけです
「死の館の謎(Deadly Hall)」 ジョン・ディクスン・カー (1971)
[A] kindle(含Unlimited)版がまだない 〜 歴史もの(11) 海外本格ミステリー小説(古典)
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死の館の謎 (創元推理文庫) 文庫 – 1998/10/1
1. 簡単な紹介と超みじかいあらすじ だけです
①-1 海外本格ミステリー小説のジョン・ディクスン・カー関連記事では、今回、「時代物(歴史物と以下略します)シリーズ」の長編版を順番でご紹介しています。ですが当該小説の、現在のところ(2023年10月20日現在の邦文)kindle版(邦訳版)はありません。したがって正式なブログ記事としては後日、と言うことになるかもしれませんが、現在はスキップして後に進みます。(そのかわりに、ここでインフォメーションだけの記事としまして、後日kindle版が出た時点[しかも新訳版かもしれません]で、あらたな記事を起こすことになります)。よろしくお願いします。
[ B ] どんな感じの小説? (ネタバレなしのミニあらすじです。時系列を少し変え、内容も多少脚本しています)
(舞台は 今回もアメリカです。再び舞台は主人公の故郷「ニューオーリンズ」にある「大きくて立派な家 デリース館(Delys Hall)」です)
Googleマップ 「ニューオーリンズ(New Orleans)」[前作の記事と同じです]
②-1 メキシコ湾も近いアメリカ南部の地『ニューオーリンズ(New Orleans)』。かってフランスの植民地だったということで今も残る美しい街並み『フレンチ・クオーター』もある。それゆえここでは多種多様な文化が混在していた。1927年のことだった。1人の男がやってきた。「ジェフ・コールドウェル 33才」、この地『ニューオーリンズ』が彼の故郷である。
②-2 ジェフは歴史小説家を仕事にしている。歴史と想像力と創造力・・・大好きなのだ。着いたばかりのこの故郷でも、当時すぐれた部品互換性を持つとして大変な人気の出た車『フォード・モデルT(Ford Model T)』が行き来していた。(なんて・・・すごいんだ! 車の街、ニューオーリンズ)・・・だが、彼の顔はすぐ真剣になった。そういえばあいつ・・・あんなにあわてふためいて! 彼は『ある男からの1通の取り乱した手紙』を胸のポケットの中に入れていた。
車『フォード・モデルT(Ford Model T)』(以下の2枚の画像ともPixabayから)
②-3 そして、街のあちこちで流れる「ジャズ」・・・その表現力は自由そのものだ! 発祥の地として有名だからこそ世界中の観光客や音楽愛好家を惹きつけてやまない『ニューオーリンズ』。「なあに・・・じいさんのきまぐれでさ・・・ここの屋敷を受け継いだだけだよ」・・・ジェフの旧友「デイヴ・ホバーツ」はそう言って笑った。彼の説明によれば、謎の豪邸「デリース館(Delys Hall)」は祖父から受け継いだという(・・・なんだ、ジョン(Jon)! 君の想像とはちがってたぞ。ジェフは出かけに冷やかしてきた小説仲間の親友のことを思い出していた・・・バティス・・・ってやつは自由なやつだ!)。
②-4 そこへデイヴの妹「セレーナ」が「コーヒーを入れましたの」と入ってきた。デイヴの紹介を受けてジェフははずかしげに彼女を見た・・・しかし、あの『取り乱した手紙』のことはまだ聞きかねていた・・・するとジェフの心を見透(みす)かしたように彼女が言う。「もう聞かれましたか? ジェフさん。この『デリース館(Delys Hall)』の秘密を?」(えっ〜〜!) デイヴがさっと立ち上がった「ぼ、ぼくが説明するよ!」
②-5 デイヴの語る「デリース館(Delys Hall)」の秘密・・・それは3つあった。
(1) 過去にいろいろ事件があったのだ・・・殺人(murder)も!
(2) 噂がある・・・ここの屋敷には『秘密の部屋』があって、そこには『(スペイン領だった頃の)隠された財宝(hidden treasure)』が眠ったまま。それは伝説とも言えた。
(3) もう1つ噂が・・・それは「亡霊(おばけ a ghost)がいる」だ!
(だから・・・とデイヴが言う『あの手紙』を君に・・・力を貸してくれ!)
②-6 そう言うわけで「この屋敷は・・・」とセリーナは続けて言う・・・『デリース館(Delys Hall)』ではなくて『死の館(Deadly Hall)』と噂(うわさ)されているのよ・・・そう言って、彼女は部屋から走り去っていった・・・「あっ、あの・・・」(遅かったのだ・・・ジェフとデイヴは彼女が出ていったドアをじっと見つめていた)。
②-7 それからしばらくして・・・第一の殺人事件が起きた!・・・「キャ〜〜!」
(今回も使いました。キャ〜〜!の画像)
画像 「ニューオーリンズ(New Orleans)」(Pixabayから)[前作の記事と同じです]
(用語) ジャズとして有名な ニューオーリンズ
この地はもちろん有名で、最近では『第64回グラミー賞(The 64th Annual Grammy Awards 2022年4月)』で『年間最優秀アルバム(ALBUM OF THE YEAR) : We Are』を受賞した「ジョン・バティステ(Jon Batiste)」が生まれた土地とされています。彼の曲のYouTube動画版『フリーダム(FREEDOM)』は「ロケ地: ニューオーリンズ」となっていて、おそらく2021年頃でしょうが、(曲や歌詞の内容まではわかりませんが)、きれいな色の街を背景に彼とその仲間たちが歌って踊っている素晴らしい動画になっています。(wikiやその他のネット情報による)
c-5 主な登場人物 (カタカナ名称はややあいまいです 翻訳本とは少しちがうところもあるかと)
(カタカナの名前などについては翻訳版とはちがい、多少あやふやです)
(1) 主人公 33才の歴史小説家の男 : ジェフ・コールドウェル(Jeff Caldwell)
(2) 祖父から受け継いだ、ニューオーリンズの謎の豪邸「デリース館(Delys Hall)」に妹と住む、ジェフの旧友 : デイヴ・ホバーツ(Dave Hobart)
(3) デイヴの妹 : セレーナ(Serena)
(4) デイヴの祖父 : ?
(8) 犯人 : ?
[ C ] 出版情報
(kindle以外)
⑦-1「死の館の謎(Deadly Hall) ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)著 宇野利泰訳 (創元推理文庫)」--1998/10/1
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死の館の謎 (創元推理文庫) 文庫 – 1998/10/1
⑦-2 本書もアメリカのニュー・オーリンズが出てくるようです。ジョン・ディクスン・カーの「歴史的な(だれがやったか?)ミステリー小説」で、彼の有名な主人公の探偵たち「フェル博士」「H・M卿」「パリの予審判事 アンリ・バンコラン」、「マーチ大佐」などが登場しない、いわば一冊で完結する単発物となっています。
参考 歴史(時代)長編シリーズ (★印はkindleありで記事も済み)
(1) (☆仮)ニューゲイトの花嫁 (原題 : The Bride of Newgate)
(2) ★ビロードの悪魔 (The Devil in Velvet)
(3) (☆仮)喉切り隊長 (Captain Cut-Throat) (1955)
(4) (☆仮) 火よ燃えろ!(Fire, Burn!)
(5) ★ハイチムニー荘の醜聞(Scandal at High Chimneys)
(6) ★引き潮の魔女(The Witch of the Low-Tide)
(7) (☆仮) ロンドン橋が落ちる(The Demoniacs)
(8) (☆仮) 深夜の密使 (Most Secret) (番外2)の改題後のもの
(9) (内容がわからぬためやめておきます) ヴードゥーの悪魔(Papa Là-Bas ) (原書房刊、村上和久訳、「ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ」だそうです。netの情報による)復讐物だそうです。
(10) (☆仮) 亡霊たちの真昼 (The Ghosts' High Noon)
(11) (本記事☆仮) 死の館の謎(Deadly Hall)
(12) 血に飢えた悪鬼(The Hungry Goblin ) 探偵役に「小説 月長石」のウィルキー・コリンズが登場。
(番外1 ) (カーター・ディクスン名義) 恐怖は同じ(Fear Is the Same)
(番外2) 上述の「深夜の密使」の改題前のもの「Devil Kinsmere (1934) 」 ロジャー・フェアベーン名義
(以上です、wikiなどによる)
[ D ] その他
本記事は、一番最初に書いたように「kindle版」がまだ出版されていないための、仮記事です(このブログの海外ミステリー小説のレビュー記事のようなものは、基本的に「kindle版」で読むという感じで書いております。その理由のいくつかは(「文字サイズをかなり拡大縮小できる」、「近くの書店さんに買いにいかなくてもいい」、「本棚に収納する手間とスペースを効率化できる」)などです。
以上です
続きは次回です!