名探偵ポワロ(10) 〜「雲をつかむ死」
[A] 本作の基本情報 〜
① (シリーズの詳細については前回記事をご覧ください。)シリーズの原題は「Agatha Christie’s POIROT」(1989年〜 英国製作[LWT ロンドン・ウィークエンド・テレビ(London Weekend Television)が主体、日本ではNHKが1990年から吹き替えで放送])。
② 本作の原題は「Death in the Clouds」(レンタルDVD 第18巻)。
③-1 本作では、ポワロはテニス観戦のためパリを訪れている設定ですが、それから「苦手な」飛行機に乗り込みます。
③-2 全仏オープンテニスを観戦中に、飛行機の中での人間関係が少し反映されている、という設定です。また登場人物や飛行機の座席の数なども原作とは変化していて、何人かは登場しないし、仕事も変化しています。ジャップ警部も登場して仕事のやり方が某国とちがうところを見せています。
[B] このドラマの原作小説の日本語訳本の当ブログ内のレビュー記事につきましては、下記をご覧ください
(a) 記事タイトル : 「おすすめ本 雲をつかむ死 アガサ・クリスティ著 海外本格ミステリー小説(古典) 」
(b) URLはこちら https://gsbyjt-lottalove.com/次回-おすすめ本%E3%80%80-雲をつかむ死%E3%80%80アガサ・クリ/
[D] [ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版です ] 採番は⑦から
⑦ [本作の舞台は、全仏オープン(テニス)の会場、飛行機の中というように進みます。]
⑧-1 パリの金貸し「マダム・ジゼル」のメイド「エリーズ・グランディエ」は、ジャップ警部から、マダムの娘「アン」が名乗り出たと聞いてびっくりする。赤ちゃんの頃の写真を見て『過去のある事情』を語り出した。
⑧-2 もともと、このためにパリまでやってきて、テニス観戦を楽しんだ「エルキュール・ポアロ」だったが、観戦していた人たちの間の会話や動作で何かただならぬ対立も感じる。しかし、せっかくのパリ、スチュワーデスの「ジェーン・グレイ」を誘って市内の案内へ行くことにする。セーヌ川沿いの美術館『パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)』も彼女をエスコートして観てまわる。
⑧-3 フランスからイギリスへと、帰途の道につくポワロの乗った飛行機は英仏のメイン空港を結んでいたが同乗者の中には、テニス観戦の観客席で見知った人たちもいた。もちろん、スチュワーデスのジェーンとスチュワード(男性)の「ミッチェル」も空の上では忙しくお客の世話をしている。
⑧-4 機内食も済み、コーヒーを飲んだりしているうちに、スチュワードのミッチェルの呼びかけに答えない『ご婦人』が・・・。さっき飛んでた『蜂』のせいでは?と考古学者の「ジャン・デュポン」、南米の吹き矢かな?と言うミステリー作家「ダニエル・クランシー」、(飛行機の中ってことは、『密室』? この中に? )と誰かが考えていると、マフラーを巻いて眠っていたはずのポワロも起きてきて・・・。
[E] [ 出演 ほぼいつものレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております (採番は⑳〜)
⑳ 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の、名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 : デヴィッド・スーシェ(David Suchet)、「ダイヤルM(A Perfect Murder、1998年マイケル・ダグラス版)、モハメド役」。
㉑ ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」 : ヒュー・フレイザー(Hugh Fraser)、「パトリオット・ゲーム(Patriot Games)、ホームズ卿の秘書ジェフリー役」。
㉒ ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon) : ポーリン・モラン(Pauline Moran)。
㉓ ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp) : フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)。ちなみに、本作『ビッグ・フォー』での肩書は「警視監(Assistant Commissioner)」である。
㉔ ポワロの執事、ジョージ(George, Laverton West)、なお、ポアロシリーズで計8作に登場、元はエドワード・フランプトン卿に仕えていたとされていて、原作で従僕という役割もTVドラマ上では執事となり、またポワロの信頼厚い、かなりの人物として描かれているようです。 : デイビット・イェランド(David Yelland)。
[E] [ 出演 当作品の主要人物 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります] (採番は㉚〜)
[本作の舞台は、全仏オープン(テニス)の会場、飛行機の中というように進みます。]
㉚ スチュワード(男性)、「ミッチェル」(Mitchell) : ジョン・ブリースデール (John Bleasdale)。
㉛ スチュワーデス(女性)、「ジェーン・グレイ」(Jane Grey) : サラ・ウッドワード(Sarah Woodward)。
㉜ ボーバリ卿夫人、「セシリー」(Lady Horbury) : キャスリン・ハリソン (Cathryn Harrison)。
㉟ ホーバリ卿夫妻の知り合いで貴族令嬢、「ヴェネシア・カー」(Venetia Kerr) : アマンダ・ロイル (Amanda Royle)。
㉝ 考古学者、「ジャン・デュポン」(Jean Dupont) : ガイ・マニング (Guy Manning)。
㉞ ミステリー作家、「ダニエル・クランシー」(Daniel Clancy) : ロジャー・ヒースコット (Roger Heathcott)。
㊱ パリの金貸しでボーバリ卿夫人と少し関係の良くない「マダム・ジゼルことマリー・モリソー」(Madame Giselle) : イヴ・ピアース(Eve Pearce)。
㊲ 小さい時に別れてしまっていた、マダム・ジゼルの娘「アン・ジゼル」(Anne Giselle ) : ジェニー・ダウンハム(Jenny Downham)。
㊳ マダム・ジゼルのメイド「エリーズ・グランディエ」(Elise) : ガブリエル・ロイド (Gabrielle Lloyd)。
㊴ 歯科医「ノーマン・ゲイル」(Norman Gale) : ショーン・スコット (Shaun Scott)。
[記事連番 ポ-10]