和音の響き 〜 マイナー(短調) 3回目
[A] マイナー (Aマイナー、Amが例)
②この記事には対応するYouTube動画があります。
(1) YouTube動画タイトル : 「実践 コード進行 マイナー 3 ( Logic) 155 」
(2) 動画のBGMには、SoundCloudへすでにアップしてYouTube動画にもしている曲「iRoha01(2nd edit)」を使用。
----- 参考文献 について ------
㊺ 参考文献はいつものとおり、以下の3冊です。コード進行は特に難しくてお世話になっております。本当にありがとうございます。
(a) 「プロの曲作りが分かる本 (CD付き) (マニュアル・オブ・エラーズ 著 (株)リットーミュージック )」執筆されているのは主に、谷口尚久、Nagie、山口優、蒲池愛、藤本功一、永田太郎、の各氏。
(b) 「大人のためのコードのしくみ」(五代香蘭 著 (株)ケイ・エム・ピー )
(c) 「大人のための作曲入門本(CD付き)」(友寄隆哉 著 (株)リットーミュージック )
----- 以上、参考文献でした -----
③ 『短音階(マイナー・スケール)』とは、長調(ドレミファソラシド)の6番目の音(ラ)から始まる(ラシドレミファソラ)という音階のことです。
[B] マイナー (Aマイナー、Amが例)
④ 短調において(ここではAマイナーを例にしていますが)、音階上にできる7つのダイアトニック・コードの中で、第1音(主音)上にできるコードを「トニック(略号T)」、第5音上の「ドミナント(D)」、そして第4音上の「サブドミナント(S)」のコードと言います。
⑤ なお、長調とちがって、短調には以下の3種類があります。
(a)ふつうの『自然的短音階(ナチュラル・マイナー・スケール)』、
(b)その第7音(ラシドレミファソのソ)を半音上げている音階の『和声的短音階(ハーモニック~)』、
(c)もどって、自然的短音階の第6音と第7音を半音上げた音階の『旋律的短音階(メロディック~)』。
⑥ まず、トニック(T)は、マイナー・コードで、そのキーを代表する安定感のあるコードで、3和音のIm(AマイナーのAm)です。(4和音や6コードはここでは省略します)
⑦ つぎに、ドミナント(D)は、『和声的短音階(ハーモニック・マイナー・スケール)』の第5音上にできるコードで、3和音 だとV(AマイナーのE)ですが、これはあまり使用されずV7(E7)となります。響きが不安定でトニックに引かれる傾向によって、ドミナントはトニックに進みます。(『自然的短音階(ナチュラル・マイナー・スケール)』のEm→『和声的短音階(ハーモニック~)』のE7)
⑧ 最後の、サブドミナント(S)は、第4音上にできるコードで、トニック同様、マイナー・コードであるゆえ、3和音のIVm(Aマイナーでは、Dm)です。
⑨ その働きとしては、直接トニック(T)に進むか、ドミナント(D)を導き出しドミナント終止を強めるか、いずれにしろ、サブドミナントは、トニックにもドミナントにも進むことができます。
[C] 参照 メジャー(長調)音階の上にコード作成の資料
㊿ メジャーの時の記事につかっていた、コードの一覧表です。短調との比較につかいました。
今回は以上です。では!