まだkindle版がないので、簡単な紹介と「超みじかいあらすじ」などだけです
「火よ燃えろ!(Fire, Burn!)」 ジョン・ディクスン・カー (1957)
[A] kindle(含Unlimited)版がまだない 〜 歴史もの(4) 海外本格ミステリー小説(古典)
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火よ燃えろ! (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 文庫
1. 簡単な紹介と超みじかいあらすじ だけです
①-1 海外本格ミステリー小説のジョン・ディクスン・カー関連記事では、今回、「時代物(歴史物と以下略します)シリーズ」の長編版を順番でご紹介しています。ですが当該小説の、現在のところ(2023年10月20日現在の邦文)kindle版(邦訳版)はありません。したがって正式なブログ記事としては後日、と言うことになるかもしれませんが、現在はスキップして後に進みます。(そのかわりに、ここでインフォメーションだけの記事としまして、後日kindle版が出た時点[しかも新訳版かもしれません]で、あらたな記事を起こすことになります)。よろしくお願いします。
[ B ] どんな感じの小説? (ネタバレなしのミニあらすじです。時系列を少し変え、内容も多少脚本しています)
(舞台は 小説の中の『現時点(1929年頃)』と100年くらい過去の『1829年頃』のイギリスのロンドン警視庁周辺 )
b-1 (超かんたんなあらすじ) 人物などのかんたんな紹介は、あらすじの下にあります
(超短いあらすじは画像とマップの下から)
(画像は「いらすとや」さんから)
(Google マップですが、よくわからなかったので、また100年前の・・・とかあるので、検索した結果の2つを貼っておきます。いずれも現在のもの)
Googleマップ 現在のニュー・スコットランドヤード
Googleマップ 現在のロンドン警視庁
②-1 タクシーから降りた。ただ窓に映る自分がかぶっている帽子が、いつもより少し高いような気がした。 その男「スコットランドヤードの警視(detective superintendent) ジョン・チェビアト(John Cheviot)」は、降りたのがタクシーではなく『馬車』だと気が付く。(おれが乗ったのは確かにタクシー。どういうことだ? 夢か? きっとそうにちがいない!)
②-2 だがそれは、夢ではなかった。彼は進む方向にあるはずの職場のある建物を見てさらに唖然(あぜん)とした。(ん?・・・いやいや、そんなことはありえない。これは随分むかしの我が庁舎、『ロンドン警視庁の本部』だが・・・)。ちょうどそこへ老人が通りかかったのでたずねてみる「あの、今は何年でしたかな?」・・・「あっ、はい。今年は・・・1829年ですわい」。(なんだと! 1829年? それじゃ。この建物は建ったばかりの100年も前の『ロンドン警視庁の本部』・・・(どうなってる?)・・・ と立ち止まっていると、後ろにもう1台馬車が。振り返れば、その着いたばかりの馬車から「1人の女性」が降りたった。(はて・・・どこかで見た女性・・・?)
②-3 チェビアトはその女性に思い切って尋ねた・・・「あのぅ、もしかして、あなたは レディ・フローラ・ドレイトン(Lady Flora Drayton )さんでは?」・・・その女性は驚いて彼の方をみて言う「どうして?」
『レディ・フローラ・ドレイトン』のイメージ図(画像は「いらすとや」さんから)
②-4 その時、後ろから男から声をかけられる。「どうしたんだ? チェビアトじゃないか・・・さあ、一緒に入ろう、我らがロンドン警視庁の本部へ。今日は君のテストもあるじゃないか? さあさあ、入った! 入った!」。彼に背を押されて、さっきの女性が気になって振り返りながらも建物に向かっていった。(えっ? どちらさんでしたっけ? テスト? え〜〜っ!)
②-5 しばらくして事件が起きた。今、ある女性が倒れつつあった・・・目の前には犯人が? はたして動機は? そして犯人は一体だれ? 「きゃ〜〜!」
『倒れつつある女性』のイメージ図(画像は「いらすとや」さんから)
前も使いましたが、これから「きゃ〜〜?!」の時は使おうかなと密かに・・・
[ C ] 参考
スコットランドヤード (Scotland Yard)
イギリス・ロンドン、『ニュー・スコットランドヤード』旧庁舎前の回転式看板。しかしこの看板は新庁舎に移転したもよう。この画像がいつのものかは不明(画像はPixabayから)
(1) 本作の舞台としても登場する「スコットランドヤード」は、首都ロンドンのほぼ全域を管轄するところの『ロンドン警視庁の本部』を指している。ロンドン警視庁は(1829年)に法に基づいて設立されている。現在では、公式には「ニュー・スコットランドヤード(New Scotland Yard)、略して単に「ザ・ヤード(The Yard)」とも言われている。ミステリー小説、映画、TVドラマではよく出てくる(ホームズ物、ポワロ物、そしてカーの小説全体である。ジェームズ・ボンドの原作小説にも登場らしい)。
(2) (呼び名の由来) 何故「ロンドン警視庁の本部」を『スコットランドヤード』と読んでいたかは、本部の初代庁舎が『ホワイトホール・プレイス4番地』に所在していた頃、その『裏口』が「グレート・スコットランドヤード通り」に面していた、ということらしい。
(3) 1890年、新たに『2代目庁舎』がヴィクトリア・エンバンクメント通りに面する所に引っ越した。そこで、新庁舎は「ニュー・スコットランドヤード」の名称になったもよう。
(wikiやその他のネットの情報による)
c-5 主な登場人物 (カタカナ名称はややあいまいです 翻訳本とは少しちがうところもあるかと)
(カタカナの名前などについては翻訳版とはちがい、多少あやふやです)
(1) スコットランドヤードの「警視(detective superintendent)」 : ジョン・チェビアト(John Cheviot)
(2) (過去の時代)後ろに着いた馬車から降りた女性: 未亡人 レディ・フローラ・ドレイトン(Lady Flora Drayton )
(3) 鳥のえさが何度も盗まれている女性 : コーク夫人
(4) コーク夫人の家に同居している女性 : マーガレット・レンフィール
(5) 事件の犯人 : ?
[ C ] 出版情報
(kindle以外)
⑦-1「火よ燃えろ!(Fire, Burn!) ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)著 ハヤカワ・ミステリ文庫 大社淑子訳 (早川書房 文庫版)」
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火よ燃えろ! (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 文庫
⑦-2 本書は彼の小説の中でもスパイやアクションの要素の高い(スリルとサスペンス満載な)、イギリスで1955年出版されたジョン・ディクスン・カーの「歴史的な(だれがやったか?)ミステリーの小説」で、彼の有名な主人公の探偵たち「フェル博士」「H・M卿」「パリの予審判事 アンリ・バンコラン」、「マーチ大佐」などが登場しない、いわば一冊で完結する単発物となっています。ナポレオンの時代ということで(作品発表当時より)過去になっています。
参考 歴史(時代)長編シリーズ (★印はkindleありで記事も済み)
(1) [ 仮★]ニューゲイトの花嫁 (原題 : The Bride of Newgate)
(2) ★ビロードの悪魔 (The Devil in Velvet)
(3) (☆仮)喉切り隊長 (Captain Cut-Throat) (1955)
(4) (本記事☆仮) 火よ燃えろ!(Fire, Burn!)
(5) ★ハイチムニー荘の醜聞(Scandal at High Chimneys)
(6) ★引き潮の魔女(The Witch of the Low-Tide)
(7) ロンドン橋が落ちる(The Demoniacs)
(8) 深夜の密使 (Most Secret) (番外2)の改題後のもの
(9) ヴードゥーの悪魔(Papa Là-Bas 何語? 南米? スペイン? ) (原書房刊、村上和久訳、「ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ」だそうです。netの情報による)復讐物だそうです。
(10) 亡霊たちの真昼 (The Ghosts' High Noon)
(11) 死の館の謎(Deadly Hall)
(12) 血に飢えた悪鬼(The Hungry Goblin ) 探偵役に「小説 月長石」のウィルキー・コリンズが登場。
(番外1 ) (カーター・ディクスン名義) 恐怖は同じ(Fear Is the Same)
(番外2) 上述の「深夜の密使」の改題前のもの「Devil Kinsmere (1934) 」 ロジャー・フェアベーン名義
(以上です、wikiなどによる)
[ D ] その他
本記事は、一番最初に書いたように「kindle版」がまだ出版されていないための、仮記事です(このブログの海外ミステリー小説のレビュー記事のようなものは、基本的に「kindle版」で読むという感じで書いております。その理由のいくつかは(「文字サイズをかなり拡大縮小できる」、「近くの書店さんに買いにいかなくてもいい」、「本棚に収納する手間とスペースを効率化できる」)などです。
以上です
続きは次回です!