名探偵ポワロ(3) 〜「アクロイド殺し」
[A] 本作の基本情報 〜
① (シリーズの詳細については前回記事をご覧ください。)シリーズの原題は「Agatha Christie’s POIROT」(1989年〜 英国製作[LWT ロンドン・ウィークエンド・テレビ(London Weekend Television)が主体、日本ではNHKが1990年から吹き替えで放送])。
② 本作の原題は「The Murder of Roger Ackroyd」(レンタルDVD 第28巻)。原作小説とこのTVドラマはすこしだけ設定が変っています(例 : 「キャロライン」は原作小説では「ジェイムズ・シェパード」の姉)。
③ 原作小説は、その登場人物全ての人が怪しい犯人候補であり、さらにその上をいく『驚きのトリックと謎解き』から名作中の1つと数えられており人気の非常に高い作品です(1926年発表)。
[B] この原作の日本語訳本の当ブログ内のレビュー記事につきましては、下記をご覧ください
(a) 記事タイトル : おすすめ本 アクロイド殺人事件 アガサ・クリスティ 海外本格ミステリー小説(古典)
(b) URLはこちら https://gsbyjt-lottalove.com/おすすめ本%E3%80%80アクロイド殺人事件%E3%80%80アガサ・クリ/
[C] [ネタバレなしの超ミニあらすじ〜多少、文章は脚本ではなくアレンジ版です ] 採番は⑦から
⑦ 小さな村『キングズ・アボット』では、何かにつけ、事実よりも『うわさ』が先行しがちだ。「ラルフ・ペイトン」がロンドンから帰ってきた、『彼が、若い女性とカフェにいた』とか。それはもちろん、彼はこの村一番の大富豪「ロジャー・アクロイド」の義理の息子だし、セシルの美人の娘「フローラ」と婚約していたからだ。「キャロライン・シェパード」もその1人で、どんな小さなことだって『うわさ話』に興味津々。殺人事件でも起きた日には大変な騒ぎになるって。
⑧ ロジャーは『化学工場』の経営者だが、その経営は今では実質上、秘書「ジェフリー・レイモンド」が何から何まで切り盛りしていたし、執事「ジョン・パーカー」、小間使い「アーシュラ・ボーン」、そして、友人で医師の「ジェイムズ・シェパード」たちが、ロジャーをしっかりと支えていた。ジェイムズはキャロラインの兄で、今日も医者としての仕事が終わって家に帰ってくると、キャロラインから質問攻めにあっていた。(ねえ、ラルフが会ってた女性って? 診察した「フェラーズ夫人」はどうだったの?)
⑨ だが、この村にはもっと驚く話があった。あの名探偵「エルキュール・ポアロ」が引退して『キングズ・アボット村』に移り住んできていたのだ。(彼の仕事は何?) 。
⑩ ポアロはある日一生懸命育てている『マロウ(vegetable marrow、カボチャ、冬瓜[とうがん]など)』に文句を言って、その1つを飛ばしてしまうが、ちょうどそこに来ていた人たちをかすめてしまった。(なんですって? じ、事件ですって!?)。引退したのがちょっともどかしい、しかし・・・依頼されてもいないし。ある日、そこへ何と「ジャップ主任警部」が現れて・・・。
[D] [ 出演 ほぼいつものレギュラー陣 〜 各話に出てなくとも表記しております (採番は⑳〜)
⑳ 卵型の頭とひげに特徴のあるベルギー人の、名探偵「エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)」 : デヴィッド・スーシェ(David Suchet)、「ダイヤルM(A Perfect Murder、1998年マイケル・ダグラス版)、モハメド役」。
㉑ ポワロの良き理解者であり事件の記録を担当している(いわば、ホームズもののワトソン役)、元軍人(大尉)「アーサー・ヘイスティングス(Captain Arthur Hastings)」 : ヒュー・フレイザー(Hugh Fraser)、「パトリオット・ゲーム(Patriot Games)、ホームズ卿の秘書ジェフリー役」。
㉒ ハーブティーをきまった時間に出す、ポワロの有能な秘書、ミス・フェリシティ・レモン(Miss Lemon) : ポーリン・モラン(Pauline Moran)。
㉓ ロンドン警視庁[Metropolitan Police Service(MPS)、通称「スコットランド・ヤード」)の主任警部[Detective chief inspector(DCI)]、ジェームス・ハロルド・ジャップ(James Harold Japp) : フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)。
[E] [ 出演 当作品の主要人物 〜 役名や俳優名はややあいまいな場合があります] (採番は㉚〜)
今回の舞台は『キングズ・アボット村』です。
㉚ 化学工場の経営者で村一番の大富豪、「ロジャー・アクロイド」(Roger Ackroyd) : マルコム・テリス (Malcolm Terris)。
㉛ その義理の息子、「ラルフ・ペイトン」(Ralph Paton) : ジェイミー・バンバー(Jamie Bamber)。
㉜ ロジャーの有能な秘書「ジェフリー・レイモンド」(Geoffrey Raymond) : ナイジェル・クック(Nigel Cooke)。
㉝ 同じく、執事「ジョン・パーカー」(Parker) : ロジャー・フロスト (Roger Frost)、「 ボーン・アイデンティティー(The Bourne Identity)、Apfel役」。
㉞ 同じく、小間使い「アーシュラ・ボーン」(Ursula Bourne) : デイジー・ボウモント (Daisy Beaumont)、「 007 ワールド・イズ・ノット・イナフ(The World Is Not Enough)、Nina役」。
㉟ ロジャーの亡くなった弟の妻(義妹)でロジャーと同居している、「ヴェラ」(Mrs. Ackroyd) : ヴィヴィアン・ハイルブロン (Vivien Heilbron)。
㊱ 同じく同居しているセシルの娘で、ラルフと婚約した「フローラ」(Flora Ackroyd) : フローラ・モントゴメリー (Flora Montgomery)、「氷の微笑2 (Basic Instinct 2)、Michelle Broadwin役」。
㊲ ロジャーの友人の医師、「ジェイムズ・シェパード」(Dr. Sheppard) : オリヴァー・フォード・デイヴィス(Oliver Ford Davies)、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith)、シオ・ビブル(Sio Bibble)役」。「 ジョニー・イングリッシュ(Johnny English)、カンタベリー大主教役」。
㊳ その妹で村の『うわさ話』に興味津々の、「キャロライン」(Caroline Sheppard) : セリーナ・キャデル(Selina Cadell)、「モネ・ゲーム (Gambit)、Dowager((王侯の)未亡人,(威厳のある) 裕福な年配の婦人)役」、「マッチポイント (Match Point)、マーガレット役。
㊴ キングズ・バドック荘の裕福な未亡人でロジャーと再婚の噂もある、「フェラーズ夫人」(Mrs. Ferrars) : ロザリンド・ベイリー (Rosalind Bailey)。
[記事連番 ポ-3]