ゲームの中のキャラが!
新ボリウッド・シリーズ(13) 〜 最新のではなくていわゆる「なつかしい」方に入る秀作ぞろい
ちょこっと情報 〜 (2011年の作品、 2012年日本公開)
(s1-a) しばらく続けてきました本シリーズも、今回の「ラ・ワン」で最後となりました。他にもいい作品はいっぱいあるので、別の機会がありましたら、また取り上げたいと思います。
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(s1-a) この映画は・・・英国の『バロン社』が開発した「新しいアクション・ゲーム」の中の登場人物たちが・・・というボリウッド映画的なSF映画です。現在の「仮想現実の一種 VR・AR的でAI」を使った要素をほうふつとさせるメタバース的映画風です。つまり、ゲームの中のキャラが、このわれわれ人間世界に肉体を持って実体化し(アクションゲームではよくある設定の)善悪の対決(つまりクライマックスシーンはヒーロー対ラスボスにまで進みます)が始まるという内容になっております。現実の人間の心の状態がゲーム中のキャラに反映されて・・・それから肉体化するような感じでしょうか?。
(s1-b) もう少しだけこの作品にふれますと、英国のバロン社でこの「新しいゲーム Ra-One(ラ・ワン)」を作ったのが主人公のゲームデザイナー「シェカル」です。妻は「ソニア」です。製品発表の場で絶賛されたシェカルでしたが連れてきていた(ソニアとの)息子「プラティク」が実演操作します。しかし、ここから予想外の事態が発生して・・・というストーリー展開になっています。悪役グループ(含ラスボス)の中心シーンでは、当然画面もダークでディープな雰囲気がかもしだされており、対するヒーロー側登場では少し明るい音楽などが使われることになります。
(s1-c) タイトル「ラ・ワン(Ra.One)」は、「シェカル」の作った新作ゲーム「ランダム・アクセス:ヴァージョン・ワン(Random Access : Ver. One)」の略です。 昔のマカロニ・ウェスタンでよく登場したような、本作の「良いやつ(G. One) vs 悪いやつ( Ra. One)」との対決の図式です。IT超大国インドならではのCG駆使のすごいシーンがいっぱい。
(s1-d) 主人公「シェカル」を演じるのは「シャー・ルク・カーン」、その妻「ソニア」は「カリーナー・カプール」、ゲーム大好きな息子の「プラティク」を演じているのは「アルマーン・ヴァルマー(本国公開時の2011年頃で12才前後かと思われます)」です。悪役とも言える「ラ・ワン(Ra.One)」役はよく有名作(『恋する輪廻』の映画プロデューサーのムケーシュ役)に登場している「アルジュン・ラームパール(Arjun Rampal)」です。
(s1-e) 本作中には、本人役(カメオ出演)として何人かの著名俳優(ラジニカーント、プリヤンカー・チョープラー・ジョナス)さんたちも出演しています。
[A] あらすじネタバレなしの 超ミニあらすじ (多少、文章は時間軸も含めアレンジしておりますが) (採番②から)
②-1 ゲームデザイナー「シェカル」と「その妻 ソニア」の息子「プラティク」は、父親が最近なかなか家にいないので「新しいゲーム開発」に余念がないことを知っていた。そのゲームの中身はおおよそ父親から聞いていた。そして聞かれるままに要望は言ってみた・・・「もうちょっと強い悪役が・・・」。妻の「ソニア」は横目でただ微笑(ほほえ)んだ。
②-2 強い悪役たち・・・最強のラスボス・・・憧(あこが)れる・・・それからというもの、家でも学校でもその事ばかり考えている。自分がゲームをプレイする時の名前やパスワードなんて・・・。心の中でそのラスボスの存在は徐々に大きくなりはじめた。「ふふふ・・・(ゲームが完成したら父さんが会社に僕を連れていってくれて最初の実演をしてほしいって)・・・(3人組の女性刺客たちを・・・彼は一瞬で・・・)かっこいい! ボッ〜〜」。その時、友達がプラティクをつついた「おいもう帰るぞ! (何ぼ〜〜としているのか? 好きな女子?)」
②-3 ゲームの完成の日、絶賛の拍手の中、プラティクは用意されているゲーム用をプレイする椅子に・・・やがて、どこからか悲鳴が「きゃ〜〜〜!」
(注 : 文中の英語名などは、英語版IMDBによりますので、多少ややこしいです)
[B] 本作の主な登場人物 (採番②と③) 出演者の名前の前の[ほ]印は「ほぼいつものレギュラー陣」に記載
[舞台は、近未来のインドのある家庭の周辺] ( ) 内が俳優名です。多少あいまいです。
③-1 英国の『バロン社』のゲームデザイナー : シェカル・スブラマニアム(Shekhar Subramanium) (G. One) (シャー・ルク・カーン Shah Rukh Khan)
③-2 その妻 : ソニア(Sonia) (カリーナー・カプール Kareena Kapoor)
③-3 その息子 : プラティク(Prateek) (アルマーン・バルマー Armaan Verma)
③-4 同僚だが異変に見舞われる男 : アカシ(Akaashi) (トム・ウーTom Wu)
③-90 本作での注目人物
(1) ゲーム内のラスボス的存在 : ラ・ワン(Ra. One) (アルジュン・ラームパール Arjun Rampal))
(2) 本人役(捕われた女性) : プリヤンカー・チョプラ(Priyanka Chopra)
[B] ほぼいつものレギュラー陣 (全作に出てなくても書いてあります)
③-1「おりたたみ方式」にしましたので、表示するには、下の「ここをクリックしてください」を、非表示にするには「再度クリック」してください。
③-2 今後の作品の都度、追加で書き加えていく予定ですサイーフ・アリー・カーン
ここをクリックしてください。
- シャー・ルク・カーン(Shah Rukh Khan) 略称SRK
- アーミル・カーン(Aamir Khan)
- サルマン・カーン(Salman Khan)
- カトリーナ・カイフ(Katrina Kaif)
- カリーナ・カプール(Kareena Kapoor Khan)
- サイーフ・アリー・カーン(Saif Ali Khan)
- プリヤンカー・チョープラー(Priyanka Chopra Jonas)
- ランビール・カプール(Ranbir Kapoor)
- アーリヤー・バット(Alia Bhatt)
- ディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone)
- アクシャイ・クマール(Akshay Kumar)
- リティク・ローシャン(Hrithik Roshan)
- ウダイ・チョープラー(Uday Chopra)
- アムリタ・アローラー(Amrita Arora)
[C] 本作について
⑥-1 原題は「Ra.One」。正式邦題も同じ「ラ・ワン」。
[y] このボリウッド・シリーズについて
(y①) 「ボリウッド」という言葉ご存じでしたでしょうか? (ご存じの方はスルーしてください!)少しだけ説明しておきますと、インド西海岸に近接する「ムンバイ(Mumbai)」は、1995年頃まで「ボンベイ(Bombay)」と公式英語表記されていました(学校で習ったのはどっちだったかな?)。そのムンバイは南アジア圏を代表する世界都市の1つとして知られ、国内随一の商業と娯楽の中心都市です。
(y②) この「ムンバイ」という町にある広大な敷地の「撮影所(フィルム・シティ)」で制作されることも多い映画産業は、英語を混ぜた主に『ヒンディー語』映画(DVDなどでは色々な言語が併用されたり公開される場所に応じて例えばテルグ語などの多様な言語に声優が参加して変更されたりしていますが)で、このボンベイの頭文字「ボ」と「(ご存じアメリカの)ハリウッド」をかけ合わせて、近年「ボリウッド(Bollywood)」映画という名称でアジアだけでなく欧米でも広く知られるようになりました。というわけで、これが日本でも『ボリウッド映画』と認識されているところです。
Googleマップ 「インドのムンバイ」
(y③) しかし、インドではご承知のとおり大変なコロナ禍で、特にこの「ボリウッド映画界」はダメージが大きかったと聞きました。また、2020年4月に亡くなった「イルファーン・カーン」やランビール・カプールの父親で映画界の実力者「リシ・カプール」の訃報(同じく2020年4月末頃)などもありショックも続きました。2023年に入って少しもちなおしてれば良いです。
(y④) そういう状況下、テルグ語アクション?ファンタジー映画『RRR(アールアールアール)』が大ヒットして日本にも入ってきて興奮(私はまだ観てないのですが・・・)。2022年の大作『ブラフマーストラ(英語原題 : Brahmastra Part One: Shiva)』も話題となるでしょう。(「part1 シバ」ですから、part2も?) こちらの主演は2022年4月に結婚したばかり現夫婦の「ランビール・カプールとアーリヤー・バット共演」(というかこの共演が「縁」らしい)です。
(y⑤) なお、このボリウッド・シリーズでは有名作品ばかりなので「あらすじ」はできるだけ超シンプルに、作品ごとの主な出演者と「このシリーズでよく登場する人たちを レギュラー陣としてまとめて(表示/不表示の切り替えができる、作品が変わってもここはほぼ同じ)折り畳み」にしようと考えております。役名や俳優名も日本語のカタカナだけにしようかな?と思っています。予告編の動画(最新作も含む)などについては現在すでにYouTubeでたくさん観れるので取り上げない予定です。よろしくお願いします。
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続きは次回です!
ではまた!